2024年7月頃から、日本国内の広告アカウントでも徐々にMeta広告の管理画面からGA4との連携ができるようになってきています。

背景としてはプライバシー保護の強化に伴うCookieの規制やトラッキング精度の低下があり、Metaとしてもプラットフォームを横断した広告成果の情報を参照しながらキャンペーン最適化に活用していきたいという意図がありそうです。

今回はGA4連携の手順をまとめていこうと思います。

「パートナー連携」から設定可能

手順自体は非常に簡単です。

まずはイベントマネージャーの「パートナー連携」のメニューを開きます。

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Google Analyticsのアイコンが「タグ管理」に表示されていれば連携が可能です。

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「開始する」のボタンをクリックして設定を進めていきます。

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その後はステップに沿って、該当するGA4のプロパティ・イベントを設定していくだけで完了です。

Metaで計測しているコンバージョンイベントに対して、GA4で計測しているどのイベントが対象になるかを設定する必要があるので確認しておきましょう。

また、Meta広告経由での流入とGA4で判別できるようにパラメータの設定も忘れずに実施しましょう。

粒度に関してはダイナミックパラメータ等を付与して、最低でも参照元・メディア・キャンペーン名単位までは追えるようにしておくのが良いかと思います。

期待できる効果について

Metaの検証ではコンバージョン率が22%改善する見込みがあると報告されているようです。

GA4のデータをインポートすることで、より正確なコンバージョンのトラッキング、ユーザー行動からのインサイトを得ることで配信の最適化に活用ができそうなことはイメージできます。

Google広告でもGA4のコンバージョンインポートを推奨されているので、同様に効果の改善は期待できるのではないでしょうか。

GA4連携は、まだβ版ということで全ての広告主に公開されているようではないようですが、今後正式なアドオンとして追加される予定となっています。

一度パートナー連携のメニューをご確認いただき、設定できるようであれば検証を進めてみることをオススメします。

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Keisuke Asou

前職は福島県の広告代理店に8年間勤務。デザイナーとしてキャリアをスタート後、新規事業となる求人事業や、デジタル広告運用事業を立ち上げ、統括。中小企業や地方自治体のクリエイティブ・マーケティング支援を得意とする。マーケターとして更なる経験を積むため、2022年8月から援軍に入社。日々修行中。