SEO対策を行う場合、多くの人が最初に検索エンジン上位表示を狙いたがるのがいわゆる「ビッグキーワード」です。ザックリと説明するなら、「たくさんの人が検索するキーワード」です。2語のキーワードでも構わないのですが、主には1語のキーワードで検索ボリュームが大きいものをビッグキーワードと言います。そのビッグキーワードを狙いたがる人が多い一方で、自社商品の商品名に関連するキーワードはSEO対策する必要がないと思っている人がたまにいます。それは「自社商品の商品名に関連するキーワードはSEO対策なんて実施しなくても、既に商品名で検索すると自社サイトが検索エンジンで1位表示しているから」ということが主な理由です。しかしながら、本当に自社商品の商品名に関連するキーワードはSEO対策が不要なのでしょうか。そこで今回は「自社商品の商品名に関連するキーワードをSEO対策するページは作るべきですか?」という疑問に対して、手短に回答していきます。

回答:自社商品の商品名に関連するキーワードをSEO対策するページは作るべき

最初に結論を述べる形になりますが、自社商品の商品名に関連するキーワードをSEO対策するページは作った方がよいです。その商品名1語で検索した場合は既に自社サイトや自社LPが検索エンジン1位表示しているかもしれませんが、その商品名を含む2語や3語のキーワードの全てで検索エンジン上位表示しているわけではないはずです。その商品名を含む2語や3語のキーワードに対するSEO対策を行ったページをしっかりと作っていくことをお勧めいたします。検索ボリュームが大きい商品名になればなるほど、そういったページは増やしていきましょう。

理由:商品名に関連するキーワードは確度の高い見込客が検索するから

自社商品の商品名に関連する2語や3語のキーワードは、検索ボリュームが小さいことが多いでしょう。その商品名1語のキーワードでは検索ボリュームが大きくても、2語・3語となると検索ボリュームが意外と小さくなったりします。その為、商品の商品名に関連する2語や3語のキーワードなんてSEO対策してもビジネスインパクトがないのではないかと考えられる方もいらっしゃるかと存じますが、思ったよりもビジネスインパクトは出ます。なぜなら、「商品名に関連するキーワードを検索するようなユーザーは確度の高い見込客である可能性がとても高いから」です。興味関心のない商品の名称をわざわざ検索エンジンで検索なんてしませんよね。つまり、そういった検索行動をするユーザーは、見込客として確度が高いということです。

補足:商品名に関連するキーワードを狙った各ページから販売ページへの導線を必ず作ろう

自社商品の商品名に関連するキーワードでの検索エンジン上位表示を狙ったページを作ったら、そのどのページからも販売ページへの導線を必ず作ってください。大きく分かりやすいバナー画像とテキスト等を使った目立つ導線をその各ページの目立つ位置(ページの上部や下部等)に設置するのがよいでしょう。この導線をしっかりと作っておくことで、見込客がスムーズに販売ページに到達して購入(申し込み)に進むことができるようになります。

今回は以上です。自社商品の商品名に関連するキーワードのSEO対策は、検索エンジン上位表示の難易度が高くありません。自社の商品サイトが公式サイトですので、検索エンジン上位表示しやすいからです。複数のページを作る労力は必要になりますが、「検索エンジン上位表示の難易度が高くない」や「他サイトに確度の高い見込客を奪われることを阻止する」といっただけでその労力以上のメリットがあるのではないかと存じます。しっかりと自社商品の商品名に関連するキーワードのSEO対策を行っていきましょう!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。