自社運用から代理店・パートナー企業に運用を依頼したいときに、広告アカウントの権限を共有する方法について書きます。

Google広告の場合

アカウント右上の「ツールと設定>アクセスとセキュリティ」を選択します。

ユーザータブの「+」マークをクリックします。

招待したい方のメールアドレスを入力し、アクセス権限を選択します。
そして「招待状を送信」を押します。

※招待するユーザーがGoogleアカウントを所有している必要があります。必ずGoogleアカウントと紐づいているメールアドレスを頂くようにしましょう。
また、デフォルトでは「**@gmail.com」以外のアドレスは招待できません。
その場合は、「セキュリティ>許可されたドメイン」で招待したいアドレスのドメイン(@以降の部分)を追加し、「保存」を押しましょう。

Yahoo広告の場合

管理画面上部の「権限管理」を選択します。

権限を付与したいアカウントを選択します。

 

「アカウントに招待」を押します。

Yahoo!JAPANビジネスIDに招待したい方のビジネスIDを入力し、権限を選択します。
※「管理権限」は付与できませんので、運用を委託する場合は「登録更新権限」を選びましょう。
最後に「招待メールを送信」を押します。

これでOKです。
あとは、Google、Yahooいずれも招待メールが届くので、招待した方に連絡をして招待を承認してもらうようにしましょう。

最後に

場合によっては、上記の手順ではなく純粋に今持っているアカウントのログイン情報をそのまま共有される場合もあるかもしれません。
しかし、代理店・支援会社の運用担当者は通常、複数の企業様の広告運用を担当しています。
見たい広告アカウントを切り替える際に、毎回アカウントのログアウト・ログインをしていては運用効率が低下します。
これは代理店側の運用者として生きてきた私の個人的な願いですが、特別な事情がない限りは上記の形で各パートナーに権限を付与していただき、運用者の効率化にご協力いただければ幸いです。
それが結果として、各広告主様のセキュリティ保持にも、成果向上にもつながるはずです。

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Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。