SEO対策を意識している人でもそうでない人でも、Googleの検索エンジンからのトラフィックデータは気になるところ。トラフィックは見込客であり、見込客は収益をもたらす存在なのですから気になって当然ですよね。そんな「Googleの検索エンジンからのトラフィックデータ」を可視化・分析する上で必須のツールが Google Search Console (グーグルサーチコンソール)となりますが、今回はサーチコンソール管理画面上に書かれている「最終更新日」の定義について手短に解説します。
サーチコンソールの最終更新日はPDT(太平洋夏時間)ベース
何も考えずにサーチコンソールを使用している人は、盲目的に「最終更新日の記述は日本時間ベースで記述されている」と思い込んでいたりします。が、実際はそんなことありません。サーチコンソールのタイムゾーンはJST(日本標準時)ではなく、PDT(太平洋夏時間)になっています。その為、サーチコンソールに書かれている最終更新日には時差があります。なお、サーチコンソールのタイムゾーンは変更不可です。
最終更新日は「日本時間と16時間の時差」がある
サーチコンソールはPDT(太平洋夏時間)ベースで最終更新日が記載されていますが、JST(日本標準時)とPDT(太平洋夏時間)の時差は16時間です。この「時差16時間」ということを認識した上で、最終更新日の日付がいつのことを示しているのか理解して下さい。なお、サーチコンソール管理画面内の各種データは、全てPDT(太平洋夏時間)ベースの日にちのデータとしてデータ蓄積・表示されています。
他のツールのタイムゾーンも把握しておくべし
デジタルマーケティング施策を実施していると、様々なツールを同時に使用するということも一般的かと思います。日本版にローカライズされていない海外製ツールは使っていないという場合でも、必ず各ツールのタイムゾーン設定は確認しておくようにしましょう。サーチコンソールが良い例ですが、ツール管理画面やヘルプページ等が日本版にローカライズされていても、タイムゾーンは日本時間になっていないツールもあります。タイムゾーンを正確に把握していないと、各ツールのデータを正確に突き合わせできず、適切な改善施策等の立案・実施を継続的に行っていけません。
今回は以上です。最終更新日がどのタイムゾーンベースの日付なのかなんて気にしたことがなかったという人も少なくないかと思いますが、デジタルマーケティングを行う者であればこのあたりの基本はきっちりと理解しておくべきです。「最終更新日の定義が分からない=いつのデータなのか正確に把握できていない」ということになりますので、当たり前ですが、最終更新日の定義は理解しておきましょうね!
Akira Kodaka
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