運用広告には様々な業務が含まれています。広告の最適化業務(改善業務)のほかに競合調査のためインターネット上の情報を収集する業務など。調査は相当の時間や工数を必要とするケースも多く可能な限り効率的に行いたいものです。そこで今回は調査する際に覚えておくと、効率的に調査できる便利な検索コマンドについてお話ししたいと思います。

Google検索コマンドとは

Google検索には検索する上で便利な機能が存在しています。そのまま検索してもよいのですが、検索コマンドを使用すると効率的に検索することが出来ます。

ウェブ検索の精度を高める

検索コマンドは上記のページに書かれている内容以外にも数多く存在しています。今回は調査時に覚えておくと便利なコマンドをいくつかピックアップします。

特定のキーワードを除外して検索したい

『〇〇 -〇〇』


『掃除機 -ダイソン』

検索結果に特定のワード・フレーズを除外して検索を行います。検索結果に特定のブランド名が多く含まれてる場合、その他のブランドの状況を調査しにくいケースがあります。そんなときはこの検索コマンドを使用することで解決できます。検索時の注意点として-の後ろはスペースを空けずに入力してください。空けてしまうと-除外するキーワードとして認識されなくなってしまいます。

特定の拡張子を指定して検索したい

『filetype:拡張子 〇〇』


『filetype:pdf 薬機法 2021』※PDFの場合
『filetype:docx 薬機法 2021』※Wordの場合
『filetype:pptx 薬機法 2021』※powerpointの場合

法律関連の資料はPDF等にまとめられているケースが多くそのまま検索してもすぐに確認することが出来ないことがあります。スムーズに探したい場合は便利な機能です。

特定サイト内にある興味ある記事を検索したい

『site:サイトURL 〇〇』


site:https://engun.co.jp/ “ファインド広告”

上記の場合は援軍サイト内にあるファインド広告のキーワードに完全一致するページを検索します。特定のサイトから知りたい情報を発見することが出来ます。調べたいサイト内にサイト内検索が実装されていない場合などに役立ちます。

Google以外の媒体にもコマンドは存在

Google検索はつかいこなせば非常に強力な調査ツールになります。通常の検索方法にひと手加えて、効率的に知りたい情報を集めることが出来るようになりましょう。今回はGoogle検索の情報となりましたが、便利なコマンドはSNSなどにも存在しています。こちらは別の機会にお話しできればと思います。

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Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。