Google広告とYahoo広告において、どちらの広告媒体でも人気が高い広告メニューと言えば「検索連動型広告」でしょう。Google広告の検索連動型広告にしろ、Yahoo広告の検索連動型広告にしろ、指定したキーワードを検索する見込客(つまり確度の高い見込客と言える)に対して検索結果ページで広告表示させるわけですから、成果を出しやすいということになります。検索連動型広告は費用対効果の高い広告メニューなのですね。
回答:成果が良くなる理由があるなら再開してみてよい
過去に成果が悪かったキーワードとなると、過去と今で何も状況が変化していないのにターゲティングとして再開しても良い成果を期待するのは難しいでしょう。しかしながら、逆を言えば、過去と今で状況が変化している場合は、過去に成果が悪かったキーワードをターゲティングとして再開して良い成果を出せるかもしれません。つまり、「過去と今を比較して、成果が良くなる可能性があると言える明確な理由があれば、過去に成果が悪かったキーワードをターゲティングとして再開してもよい」ということになります。以下、過去に成果が悪かったキーワードをターゲティングとして再開してもよいという場合の「成果が良くなる理由の例の代表的なもの3つ」になります。
成果が良くなる理由の例1:LPの内容を変えた
当たり前ですが、LPの内容を変えると、今まで成果が悪かったターゲティングでも成果が改善することがあります。サービス内容は変えずに訴求軸だけを変えても成果の変動を期待できますし、サービス内容自体を変えればそれ以上に大きな成果の変動を期待できます。広告運用担当者がサービス内容自体の変更を決定する権限を持っていることは稀かと存じますが、成果を大きく改善したい場合はサービス内容の変更ということも視野に入れて社内関係者を巻き込んでLPの内容を変えてみてください。
成果が良くなる理由の例2:競合が減った
競合が減ることで、通常であれば競合のサービスを選ぶであろう見込客を自社の顧客にできる可能性が高まります。競合が商売自体を停止していなくとも、広告配信を大きく抑制しているようであれば、検索連動型広告における競合は減ったことになるのでチャンスです。市場は特に悪くなっていないにもかかわらず明らかに競合が検索連動型広告への広告出稿を減らしているのであれば、その間に見込客を自社の顧客へと転換していきましょう。
成果が良くなる理由の例3:需要が増えた
需要が増えることで、コンバージョン率が勝手に高まることがあります。通常であれば低いコンバージョン率だったにもかかわらず、「テレビで放送されたこと」や「有名人が使っているとブログで言ったこと」等に関連するサービスであった為に需要が一気に増えて、それに伴ってコンバージョン率も大きく高まることがあるということです。通常よりも増えた需要は一過性のものであることも少なくありませんが、こういったチャンスにも目を光らせておくとよいのは言うまでもありません。
今回は以上です。過去に成果が悪かったキーワードを闇雲にターゲティングとして再開するのは危険ですが、明確な理由(勝ち筋)があるのであれば必ずしも再開NGというわけではありません。むしろ過去に成果が悪かったキーワードでしっかりとした成果を出せるようになることはビジネス上で大きなプラスになりますから、チャンスがあればそのようなキーワードをターゲティングとして再開してみましょう!
Akira Kodaka
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