直近のLINE広告のアップデートで気になったものをピックアップしてご紹介。
自動ターゲティングの設定可能範囲が「動画の再生」キャンペーン配下の自動入札(3秒再生・100%再生)でも適用できるようになりました。
今回はLINE広告の自動ターゲティングを含め、具体的な活用方法などをまとめていきます。
自動ターゲティング(β板)について
LINE広告には、現状β版ではありますが「自動ターゲティング」という機能があります。
自動ターゲティングの概要は下記の通り。
自動ターゲティング(β)は収集されたイベントを学習し、設定したターゲティング条件内で更にイベント実行が見込めるユーザーを探し最適なオーディエンスを自動で生成する機能です。ワンクリックの簡易設定で配信ターゲットを最適化することができます。
(LINEヤフー for Business 「自動ターゲティング(β)を利用する」のページより引用)
手動配信では設定が可能な「詳細ターゲティング」や「オーディエンス」はグレーアウトして設定ができなくなります。
自動ターゲティングで設定可能なのは「地域・性別・年齢・OS」のデモグラ属性のみ。
これまでは「動画の再生」以外のキャンペーン目的で実施が可能となっていましたが、今回のアップデートで動画の再生の目的でも適用できるようになりました。
48時間以内に学習に必要なイベントを収集し、ターゲティング条件内で最適なオーディエンスを自動で作成して配信する仕組みとなっています。
「動画の再生」の活用方法
キャンペーン目的で「動画の再生」を選択した場合「3秒再生」または「100%再生」で最適化をかけることができます。
以前YDAの「広告アクションユーザー」の記事で少し触れていたのですが、動画視聴オーディエンスを活用することで動画の視聴割合別にオーディエンスを作成可能です。
例えば、自動ターゲティングで動画の完全視聴数を最大化しつつリストの母数を確保し、完全視聴した関心の高いユーザーに対して、ディスプレイ広告や別の動画広告でアプローチしていくなど、色々な配信方法が試せそうですね。
まとめ
自動ターゲティング(β板)は24時間経たずに広告グループのステータスを「有効」から「一時停止」へ切り替えたり、広告グループのステータス変更を繰り替えすと、オーディエンスの探索が完了しません。
そのため配信開始時はなるべく設定を変更しないように注意してください。
今回のアップデートで「動画の視聴」を含めたことで、基本的なキャンペーン目的の配信には対応できるようになっています。
既に手動のターゲティングで配信している場合は、自動ターゲティングのキャンペーンも並走させて、結果を比較してみることから試してみてはいかがでしょうか?
Keisuke Asou
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