売上増加や認知度向上等、様々な目的でデジタルマーケティング施策は実施されます。広告配信したり、SEO対策を行ったり、SNS運用をしたり、施策内容も様々です。そんなデジタルマーケティング施策ですが、多くの企業で「成果が出ているのかどうか、本当のところが分からない」という状況になっています。

多くの企業における成果計測に関する実情

弊社にデジタルマーケティング支援のご相談を頂くお客様でも、そのほとんどは「成果が明確に見えていない」もしくは「広告媒体のコンバージョンタグでの成果だけ見えている」という状況です。見込客がどのような経路でサイト訪問して、その後にどのように見込客と接点を持って、どのくらいの機械で顧客化しているのか等は全く見えていない状況。当然、顧客化した人がその後にどの程度の頻度でお金を支払ってくれているのかやどのくらいの期間継続利用しているのか等は、とても見える状況ではありません。結果、正しい損益分岐点が分からない為に適切なKPI目標数値を定めることができず、そのあたりを徹底して実践している競合とはどんどん事業規模で差が生まれてしまいます。

デジタルマーケティング施策の実施前に準備すべきこと

先に述べたような悪循環に陥らない為に、デジタルマーケティング施策を実施する前には必ず準備しておかなければいけないことがあります。それが、「主要指標の計測基盤を整える」ということです。デジタルマーケティング施策を実施する為に十分な人材を揃えることや十分なマーケティング予算を確保することも大事ではありますが、人材は弊社のような外部支援会社を使うという選択肢もありますし、マーケティング予算が少なくともその範囲内でやれることはあります。マーケティング予算を無駄にしない為にも、本来の目的である売上増加や認知度向上等を達成する為にも、施策の成果が良いのか悪いのかをいつでも瞬時に確認できる環境(=主要指標の計測基盤)をデジタルマーケティング施策を実施する前に準備しておくのが極めて重要です。

計測基盤の設計・構築作業は地味かもしれないが・・・

計測基盤の設計・構築といった作業は地味ですし、細かい作業になりますので華やかさはありません。ですが、計測基盤がなければ、日々成果の良し悪しを把握できない為に、デジタルマーケティング施策がギャンブルと同じようなものになってしまいます。成果の良し悪しを把握し、随時軌道修正を行うからこそ、勝つべくして勝つという状況を生み出せます。

計測基盤を作る上で最も重要なポイント

では、計測基盤を作る上で重要なポイントは何でしょうか?それは「簡単に見たい情報を見れる」ということです。細かいポイントは他にもたくさんありますが、1つだけ重要なポイントを挙げるとすれば、これです。高性能な計測基盤を作っても、見たい情報を見る為に「ダッシュボードへアクセスする手間がかかった」り、「複数の情報を見る為に何度もクリックしてページ遷移や期間選択しないといけなかった」り、「そもそもダッシュボードの機能が複雑すぎて使いこなせなかった」りしたら、意味がありません。マーケターや事業責任者が見たい情報というのはシンプルですよね。重要指標の数値がどうなのか、それだけです。それを見る為に手間がかかったり、使いこなすまでに習熟度が求められたりする計測基盤ではダメです。シンプルなデータをシンプルな手順で簡単に確認できること。計測基盤はこうあるべきです。

最低限必要な5つの具体的機能について

最後に、「簡単に見たい情報を見れる」について、具体的な機能を5つだけ箇条書きしておきます。計測基盤を作る際には、最低限として以下を押さえておくと便利です。

・重要な指標に関するデータを1ページで見られること
・データの推移を見られること
・データの対象期間を簡単に変更できること
・簡単にデータを分割して表示できること
・指標の伸びしろを可視化するグラフも表示されていること

今回は以上です。自社用に計測基盤を作るのは面倒ですし、そもそも「そういったことをやったことがない人には、何をすればいいかイメージも湧かない」かと思いますが、既製品を組み合わせる形でも構わないので是非とも計測基盤を整えてからデジタルマーケティング施策に取り組んでみて下さい。伸るか反るかのギャンブルではなく、着実に右肩上がりの成果を生み出すデジタルマーケティング施策を実施していくには、計測基盤の構築をまずは行うのが鉄則ですよ!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。

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