Google広告の検索連動型広告を入稿する際、1本の拡張テキスト広告だけを入稿する広告運用者の方もいらっしゃいます。ただ、これですと「その1本の拡張テキスト広告がダメ(CTRが低い、CVRが低い等)だと、大きな機会損失や金銭的損失になる」ということになります。ですので、拡張テキスト広告だけを入稿するとしても、1広告グループあたり3本くらいの拡張テキスト広告を入稿するのが基本になります。3つ程度の別訴求軸の拡張テキスト広告を入稿することで、1つの訴求軸がユーザーニーズのないものだったとしても、どれかが当たれば「テキスト広告の改善」「LPの改善」「サービス内容の改善」等、様々な改善施策を立案・実施する為のヒントとなり、その結果として広告の費用対効果改善やビジネス拡大に繋がります。

というわけで、1広告1訴求で複数の広告を用意して広告配信するのが良いわけですが、その際に便利な広告フォーマットがGoogle広告のレスポンシブ検索広告です。タイトルや説明文をそれぞれアセットとして複数用意し、それらを1つの広告として入稿できます。広告表示機会が発生する都度、ユーザーに最適だとシステム的に判断されたタイトル・説明文の組合せで広告表示してくれますので、広告入稿の工数を減らしながら、最適な訴求軸を探すのに便利です。

レスポンシブ検索広告入稿のポイント

入稿する際のポイントはいくつかありますが、重要なのは「アセットは出来るだけ多く、異なる訴求の内容を書くこと」です。同じような訴求内容のアセットを用意しても成果の違いが出にくくなりますし、当たりの訴求を見つけることにも繋がりません。例えば、価格訴求(安いことを訴求する内容)に関することばかり書くのではなく、価格訴求もあれば性能訴求もあるし評判訴求もある、そういったアセットの作り方が良いです。こうすることで、どういった訴求が広告表示機会を得やすい(=ユーザーニーズがある)か分かります。それが分かれば、当然その後に広告施策やビジネス自体の改善に繋げられます。

レスポンシブ検索広告はCTR(クリック率)が低いのではないか?

今まで拡張テキスト広告で改善を繰り返してきた場合、レスポンシブ検索広告を使い始めた時に「レスポンシブ検索広告の方がCTRが低い」という状況に驚く広告運用者の方もいらっしゃいます。が、これは特に問題となる挙動ではありません。なぜなら、「レスポンシブ検索広告によって広告表示のパターンが一気に大幅な増加をした為、今まで広告表示機会を得ることが出来なかった検索クエリ(ユーザーの検索クエリ)でも広告表示するようになったから、その結果としてCTRが変動しているだけだから。」です。レスポンシブ検索広告を導入することでCTRは上がることも下がることもありますが、目の前のその数値に一喜一憂するのではなく、検索クエリレポートで新規反応クエリをチェックし、必要に応じて「レスポンシブ検索広告のアセットの見直し」や「気になる検索クエリを別広告グループにまとめ、別管理する」等を進めていきましょう。

以上。入稿時のポイントは「アセットは出来るだけ多く、異なる訴求の内容を書いて広告入稿する」、広告開始後は「CTRが既存広告と比較して上下するが、検索クエリレポートをチェックして今まで反応していなかった検索クエリに対する対処法を考える」という形でレスポンシブ検索広告を実施していきましょう!