Facebook広告にはダイナミックパラメータというものがあります。
GoogleAnalyticsのパラメータを広告ごとに動的に設定できるものです。

ダイナミックパラメータの設定方法

広告編集画面で以下の「URLパラメータを作成」をクリック

以下のように、ソース・メディア・キャンペーン名・コンテンツにそれぞれ値を入れます。
このとき{}で囲まれているものが動的な内容になります。

以下の例だと、パラメータのキャンペーン名(utm_campaign)にはキャンペーン名、キャンペーンコンテンツ(utm_content)には広告名が反映されます。

※なお、選べる変数は以下の通りです。

上記例を適用させるとURLは以下のように反映されます。

URL:
https://engun.co.jp/?utm_source=facebook&utm_medium=display&utm_campaign={{campaign.name}}&utm_content={{ad.name}}

注意点

大変便利なダイナミックパラメータですが、注意点が1つあります。
それは、動的部分で設定される値は最初の広告公開時の値になってしまうということ。

広告編集画面でもこのように記載があります。

例えば、画像だけ変えるために広告をコピーして作成すると、最初は

コピー元の広告名:広告A
コピー先の広告名:広告A-コピー

のようになりますが、これをこのまま下書きを公開して、後からコピー先の広告名を「広告A-コピー」→「広告B」とした場合、
パラメータの値は「広告A-コピー」のままとなってしまいます。
パラメータも変更したい場合は、改めて手動でパラメータを入れなおす必要が出てきます。
なので、広告名やキャンペーンは広告の公開前に希望のものに変えておきましょう。

便利な反面、気を付けないとGAに適切に反映されないため、十分注意が必要です。
それでは。

The following two tabs change content below.

Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。