美容室やエステサロン、ジム、整体院などで、店舗集客を目的とした
リスティング広告を実施している店舗も多いと思います。
無駄な広告を削減する且つ、効率よくターゲットユーザーに広告を出す
目的で「地域(エリア)ターゲティング」をかけているアカウントがほとんどだと思います。
今回は機会損失を発生させない地域ターゲティングの活用について解説していきます。
地域ターゲティングとは
Google広告のヘルプには以下の通り、記載されています。
・地域ターゲティングとは、広告を表示する地域を詳しく指定できる機能です。
デフォルトでは、ターゲット地域にいるユーザー、ターゲット地域を定期的に訪れるユーザー、ターゲット地域に関心を示しているユーザーに広告が表示されます。
・たとえば、横浜市でパン屋を経営していて、ターゲット地域に横浜市を選択した場合、所在地が横浜市であるユーザー、横浜市に定期的に訪れるユーザー、または(現在または過去に)横浜市のパン屋に関心を示しているユーザーに広告を表示できます。または、他の地域オプションを使用して、ターゲットとする地域タイプを絞り込むこともできます。
上記の横浜市のパン屋のケースですと、
所在地が横浜市であるユーザーに広告が出るのは、
ほとんどの方が認識されているとは思いますが、
横浜市に定期的に訪れるユーザーなどにも広告が出るというのは
押さえておいておきたいところです。
機会損失をさせない地域ターゲティングの活用について
今回は、横浜市の美容室を例に解説をしていきます。
横浜市の美容室の場合、以下のようなキーワードを設定するかと思います。
①美容室
②横浜市 美容室
①は地域名を含まないキーワードで、地域ターゲティングをかければ
横浜市の美容室でも展開してよいキーワードです。
②はエリア名を含んでいるので、メインとなるキーワードになります。
よくあるケースは、これらのキーワードを一つのキャンペーンに格納し、
横浜市のエリアターゲティングをかけて設定しているケースです。
実はこの設定、メインとなる「横浜市 美容室」で機会損失が発生する設定です。
今回の推奨設定は以下のように2つのキャンペーンに分割するやり方です。
・キャンペーン「美容室」(地域ターゲティング:横浜市)
└KW:美容室
・キャンペーン「横浜市 美容室」(地域ターゲティング:なし)
└KW;横浜市 美容室
「横浜市 美容室」というキーワードは検索意図から、
横浜市の美容室を検索しているユーザーなので、
所在地がどこであろうが、過去に横浜市に来たことがないユーザーであろうが、
広告は出て問題ないはずです。
実際にこの設定を行うと、「横浜市 美容室」の広告表示回数が
前後比で20%~30%程度増えることも少なくありません。
このように少しアカウントの構成や設定を工夫することで、
機会損失を減らすことが可能になります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
一つのキャンペーンで設定していたという方がいれば、
試しにキャンペーンを分割して設定をしてみると、
これまで機会損失が発生していたことが良くわかると思います。
今回の件に限らず、Google広告のヘルプには、新しい発見があることがしばしばあります。
時間があるときは、自身の認識と相違がないか、ヘルプを読み込んでいくことをおすすめします。
Hirofumi Nishi
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