こんにちは。
これまでβ版だったYahoo!広告のスマートターゲティングが正式リリースされましたので、
解説してみたいと思います。

ITPなどによるクッキーレス時代に突入する影響から今後リターゲティングがシュリンクする可能性がある中で、新たなターゲティング手法として、Yahoo!広告のスマートターゲティングというのがあります。

スマートターゲティングの特徴

ユーザーの行動履歴などのデータを用いて、
Yahoo側でターゲティングの最適化を行ってくれるターゲティングになります。
学習に基づいてコンバージョンまで到達する可能性が高いユーザーに対してリーチが可能になるので通常のターゲティングでは難しい調整が可能になります。

現在よく使われているターゲティングとして、「類似ユーザー」というのがありますが、
自社サイトに訪問したユーザーと似たWeb行動などをとった人物を対象に広告を配信する機能です。よって、スマートターゲティングより新規のユーザーに対してリーチが出来る広告メニューになるかと思います。

 

ベータ版から変わったこと

①オーディエンスリストターゲティングの除外設定が利用可能。
②リーチできるユーザー数が、入札戦略として「個別クリック単価」を利用することで予算に応じて変動するようになる。
③キャンペーンエディターでの提供もされるようになる。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
2024年中にリターゲティングがどうなるかはまだ不明ですが、
早めにリターゲティング以外のターゲティングで結果を出しておくことで、
どうなるにせよ成果を安定して出せるようになると思いますので、ご検討いただければと思います。

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Hirofumi Nishi

大手インターネット広告代理店のセプテーニにてSEM及びディスプレイ領域のコンサルタントとして約3年間従事したのち、外資系の共同購入型クーポンサイト運営会社に4年間在籍。インハウスの広告運用担当として急速な事業成長に貢献。その後、カカクコムのマーケティング本部プロモーションチームの初期メンバーとして入社。主に金融領域・通信領域の広告効果最大化に4年程度注力したのち、スキルの幅を広げるためにWebディレクターとしてサイト改善の施策立案・ディレクションを担当。2022年、株式会社援軍に参画。