定期的に発表されるLINE広告・Yahoo!広告のクリエイティブトレンド。
2024年4月~5月の発表では「クーポンをもぎるアニメーション」が有効だったということで、作成方法などを記事にまとめていました。
今回のレポートでは2024年6月~7月の期間で特に成果の良かったクリエイティブのパターンが公開されています。
詳細はぜひ公式の発表をご確認ください。
個人的に気になったクリエイティブの傾向をピックアップしてご紹介したいと思います。
静止画・動画のトレンド(共通)
「夏らしいあしらい」が6~7月では特に効果的だったとのこと。
デザインにおける「あしらい」とは、一般的に装飾や情報の整理・強調などデザイン細部のことを指します。
資料の例で言えば、浮き輪やかもめのイラストを散りばめたり、波のように背景画像を切り抜いている部分が当たるかと思います。
個人的な感覚でも、何故か春や秋よりも「夏」っぽいデザインは効果が出やすい印象があります。
キャッチコピーのトレンド(LINE)
「推し」という表現が入った広告文が特に効果的とのことです。
「推し活」は2021年の流行語大賞にノミネートされ、今や一般的に使用される馴染み深いワードになっていますね。
博報堂の公表している「オシノミクスレポート」よれば、日本では3人に1人が「推しがいる」と自認しているそうです。
また可処分所得のうち推し活に費やす割合は平均37.4%と非常に高くなっており、「応援したい」という気持ちと販促を上手く結び付けられるとビジネスチャンスが拡大しそうです。
動画のトレンド(LINE)
SNSショート動画風の構成がトレンド入り。
カメラ目線で話しかけるように商品・サービスを紹介する王道のパターンです。
見慣れている構成ということもあり、内容も受け入れやすいのではないかと思います。
静止画・動画のトレンド(Yahoo!)
「めくれる表現」がトレンド入り。
以前紹介した「クーポンをもぎる」アニメーションと近しい表現かと思います。
こちらもよくある手法ではありますが、物理的なギミックをうまく表現することでCTRを高められる効果がありそうです。
まとめ
LINE広告・Yahoo!広告のクリエイティブトレンドは個人的にいつも参照する容認しています。
今回の記事でご紹介したトレンド以外の情報も掲載されているので、興味のある方は公式のクリエイティブレポートも是非チェックしてみてください。
自分の引き出しだけで考えていると表現の幅が狭まっていってしまうので、こういったデータを参考にしながら、いつもは取り入れないような表現や新しい手法なども積極的に試していきたいですね。
Keisuke Asou
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