Google広告やYahoo広告を実施している広告主の多くは、それらの広告媒体の広告メニューである「検索連動型広告」を利用していることが多いかと存じます。検索連動型広告は「指定した検索キーワードが検索された時に検索結果ページの目立つ位置へ広告を配信することができる広告メニュー」になりますが、検索者の意図があって検索キーワードは検索エンジンの検索窓に打ち込まれますから、検索キーワードから検索者の意図を汲み取れば、おのずと確度の高い見込客だけに広告配信できるということになります。その為、検索連動型広告は「確度の高い見込客」だけへ広告配信できるという広告メニューということが言えますから、利用している広告主が多いのです。
そこで今回は、そんな検索連動型広告で入稿する「レスポンシブ検索広告」について、タイトルのアセットには「異なる訴求」と「同じ訴求の表現違い」のどちらを記入しておくのがよいかという質問に回答していきます。手短に回答いたしますので、ササっと読んでご参考にしてください。
回答:基本的にはタイトルのアセットに「異なる訴求」を記入する
レスポンシブ検索広告のタイトルのアセットは、アセットごとに異なる訴求を記入するようにしてください。「そんなに色々な訴求は書くことがない!」なんて言う人も出てきそうですが、機能・効果・メリット等の大きな軸ごとに訴求内容を「LP(ランディングページ)等から探す」・「自分の頭で考える」等ということをすればきっと異なる訴求を多数記入することができます。最初から諦めたりせず、様々な異なる訴求をタイトルのアセットに記入するよう工夫していきましょう。
理由:見込客ごとの異なったニーズに対応した広告を表示する為
レスポンシブ検索広告のタイトルはアセットごとに異なる訴求を記入するべきだと述べたのには、当然ながら理由があります。それは「レスポンシブ検索広告は見込客ごとに最適だと思われる広告アセットを組み合わせて広告表示するので、様々な見込客のニーズに応えるような様々な訴求をタイトルのアセットに記入しておいた方が広告成果が向上するから」です。同じ商品・サービスを利用する人たちだとしても、それぞれの人には異なるニーズがありますよね。そのニーズに応えて広告成果を向上させる為に、レスポンシブ検索広告のタイトルではアセットごとに異なる訴求を記入すべきだということです。
補足:明らかに反応が良い訴求は「同じ訴求の表現違い」を多少記入してもよい
先に述べました通り、レスポンシブ検索広告を最初に入稿したばかりの頃は、タイトルのアセットごとに異なる訴求を記入するというのが基本です。しかしながら、一定期間そのようなレスポンシブ検索広告を広告配信していると、「明らかに成果が良い!」という訴求が見付かるものです。そのような場合、タイトルのアセットに「明らかに成果が良い訴求の表現違い」をいくつか記入するのが1つの施策になりえます。例えば、「1,000円OFF」という価格訴求の成果が良いなら、「37%OFF」や「大幅割引中」という表現のアセットも作るということです。成果が良いからその訴求に関連する表現を多めにする形です。ただし、その場合でも全てのアセットに同じ訴求の表現違いを記入するのは避けてください。
今回は以上です。レスポンシブ検索広告のタイトルのアセットには色々と異なる訴求を記入できますよね。商品・サービスの機能を単に記入するだけでなく、その商品・サービスを使うことによって見込客が得られるメリット等も含めて、様々な訴求をタイトルのアセットに盛り込んでください。そして、成果の悪い訴求を記入したアセットが見えてきたら、そのアセットの訴求は削除して他の訴求を試すことも忘れずに。思い立った時に広告最適化の改善を行えるのがインターネット広告の魅力ですから、検索連動型広告に入稿するレスポンシブ検索広告も必要に応じてしっかりと改善していきましょう!
Akira Kodaka
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