エンゲージメントビューコンバージョンという指標をご存じでしょうか?

最近はGoogle広告の中でもP-MAXが主要な配信メニューの一つとなっており、YouTube面での動画広告経由のコンバージョン獲得も数多く発生しています。

エンゲージメントビューコンバージョンは動画広告の成果を測る指標です。本日は指標の定義や、計測ロジック、計測ツールとの乖離の原因についても解説します。

エンゲージメントビューコンバージョンとは?

エンゲージビューコンバージョンとは、動画広告に特化したコンバージョンです。

YouTube広告を一定時間視聴(エンゲージ)したユーザーが、後日別経路でコンバージョンした場合に計測されるCVです。

通常のコンバージョンとの違い

通常のコンバージョンとの違いは以下の表のとおりです。

種類発生条件
クリックスルーコンバージョン広告クリック後にコンバージョン
ビュースルーコンバージョン広告の表示のみでコンバージョン
エンゲージメントビューコンバージョン広告を視聴後にコンバージョン

エンゲージ(視聴)の定義は?

エンゲージ ビュー コンバージョンの定義は、以下になります。

スキップ可能なインストリーム広告をユーザーが 10 秒以上(10 秒未満の動画の場合は最後まで)視聴するか、インフィードまたは YouTube ショート広告を 5 秒以上視聴してから、エンゲージ ビュー コンバージョンの計測期間内にコンバージョンに至った場合にカウントされます。

どのキャンペーンで発生する?

動画広告に特化したコンバージョンであるため、以下メニューで発生します。

  • P-MAX
  • デマンドジェンキャンペーン(DGC)
  • YouTube動画キャンペーン
  • アプリキャンペーン

計測の流れ(ロジック解説)

計測の流れは以下のとおりです。

  1. ユーザーがYouTube広告を10秒以上(インフィード or ショートは5秒以上)視聴
  2. その場ではクリックしない
  3. 計測期間内に、検索や指名流入など別経路で来訪
  4. コンバージョン発生
  5. 元の動画広告に貢献としてコンバージョン付与

エンゲージメントビューコンバージョンとビュースルーコンバージョンの違い

2つは一瞬似たよな指標に思えますが、以下の違いがあります。

エンゲージメントビューコンバージョンは視聴に紐づくコンバージョンです。一方、ビュースルーコンバージョンはビュー(インプレッション)に紐づくコンバージョンです。

エンゲージメントビューコンバージョンの視聴定義は、「ユーザーが広告を10秒以上視聴した場合(インフィードまたはYouTubeショート広告は5秒以上)」です。

そのため、広告が表示されたのみ、またはこの秒数に満たない視聴でクリックせず、後日別経路でコンバージョンした場合は、ビュースルーコンバージョンとして計上されます。

なお、10秒以上(または5秒以上)の視聴があった場合は、単純なビュースルーではなく、エンゲージメントビューコンバージョンとして優先的に分類されます。

エンゲージメントビューコンバージョンはどこで確認するのか?

デフォルトではコンバージョン列の中に混ざっています。

分けてみたい場合、キャンペーンやアセットグループの[分類]アイコンの箇所で、

コンバージョン→広告イベントタイプを選択すると確認することが可能です。

  • クリック数   :クリックスルーコンバージョン
  • エンゲージビュー:エンゲージメントビューコンバージョン

エンゲージメントビューコンバージョンの注意点

エンゲージメントビューコンバージョンで注意すべき点についてご説明します。

媒体コンバージョンと計測ツールとの乖離

P-MAXなど動画を含むメニューのコンバージョンは前述のとおり、エンゲージメントビューコンバージョンを含んでいます。

一方、アドエビス、GA4など計測ツールはクリックベースでの計測になり、視聴起点の計測はできないため、数値に大きな乖離が出ます。

YouTube面での過剰な評価の可能性

自動入札を使っている場合、成果が良い面の露出が強まります。エンゲージメントビューコンバージョンが多いと、YouTube面でコンバージョンが良く獲れるという評価になり、YouTube面での露出が増加する場合があります。

その場合の対処方法は以下記事をご参照ください。

【P-MAX】YouTube面が出すぎている場合の対処方法をご紹介!

まとめ

本日はエンゲージビューコンバージョンについてご説明しました。まとめると以下のような特徴があります。

  • 動画広告の貢献を可視化する指標
  • YouTube配信増加で伸びやすい
  • 外部計測との乖離原因になる

正しく理解することで、P-MAXやDGCの分析に役立てましょう。

ではまた。