詳細なターゲティングが可能なFacebook広告。
コンバージョン目的で実施する場合、リターゲティングや、コンバージョンユーザー・顧客リストの類似拡張が比較的多く使われていて、それ以外に興味・関心を試すということが多いのではないかと思います。

詳細な設定ができるのでついつい細かいオーディエンスを設定しがちですが、近年、機械学習の精度が上がっているFacebook広告では、実はブロード配信でも成果が出ています。

ブロード配信とは

細かいオーディエンスの設定はせず、地域、年齢、性別のみをターゲティングする設定です。
サービスの提供地域が決まっている、一定の年齢以上を対象としてる場合は設定して問題ないですが、特に縛りがないのであれば、地域を日本全て(日本をサービス対象としている場合)、年齢もすべて、性別も「すべての性別」にしても良いです。

Facebookデモグラ設定

ブロード配信のメリットや成果は?

ブロード配信のメリットはいろいろな記事でも書かれていますが、以下の2点が大きいです。

  • 配信ボリュームが多い(リーチが広い)
  • CPCが安い

オーディエンスを細かく設定していない分やはり広くリーチしてくれます。
そして、CPCも安く収まります。
コンバージョンが獲れないのでは?という懸念もあるかもしれませんが、以外とそんなことはなく、普通に獲得できます。
これも機械学習が働いて、ある程度成果につながりやすいユーザーにリーチしているかなと思います。

以下はリターゲ+既存顧客の類似拡張の広告セットと、ブロード配信の広告セットを比較したものです。

ブロード配信の成果

ブロード配信のリーチはリターゲ+既存顧客の類似拡張の広告セットと比べて2倍近くあります。
CVRはリターゲ+既存顧客の類似拡張の広告セットと比べて6割ぐらいですが、CPCが6割弱なので、結果的にCPAも低く収まっています。

おすすめは同じキャンペーンの中での実施

ブロード配信を試したいけど、配信が爆発したら怖いなという方もいらっしゃるかもしれません。
別キャンペーン立てして小さい予算でやってみるのもありですが、同じキャンペーンで別広告セットでお試しいただくことをお勧めします。

条件としては、キャンペーンの設定で「キャンペーン予算の最適化」をオンにすること。
ここがオンになっていれば、自動的に効果の良い広告セットに予算が寄る仕組みになっていますので、安心して設定可能です。

キャンペーン予算の最適化

オーディエンスを絞りすぎるはNG

これはFacebook広告に限った話ではありませんが、オーディエンスを絞り込みすぎるとCPC、CPMは高騰します。
ついついターゲットとしているユーザーを想定して、細かくオーディエンスを設定してしまうケースがよくありますが、配信単価も高騰し、配信できるオーディエンス数も少なくなるため、あまりお勧めではありません。狙っているユーザーに当たるように細かく設定しても配信できるユーザー数がごく少なく、単価も高いでは意味がありません。
リーチは広くとって、除外したいユーザー層のみ除外設定する(例えば女性限定のサービスなのであれば男性を除外)、ぐらいでも良いです

冒頭にも書きましたが、近年機械学習の進化に伴い、細かいターゲティングを設定しなくても、配信とともに学習が進み、成果が見込めるユーザーへ配信が最適化されていくようになっています。

いろいろ設定できることが多いと活用したくなりがちですが、リーチを絞りすぎないよう注意しましょう。

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。

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