Googleプロダクト面を横断的に掲載して自動最適化してくれるP-MAX。運用レバーがほとんどなく、クリエイティブの変更がメインとなるメニューですが、効果も比較的高く、実施されている企業も多いと思います。弊社ブログでも改善方法についてご紹介しています。
ところで、P-MAXの成果をGA4やその他計測ツールでトラッキングする場合、どこにパラメータを設定していますでしょうか?キャンペーン?広告?どこに設定するのがベストなのか、意外と知らないポイントかと思いますので、本日その点についてお話します。
推奨はキャンペーン単位
まず答えですが、推奨はキャンペーン単位でトラッキングテンプレートまたは最終ページURLのサフィックスを設定するのが推奨です。なぜ、キャンペーン単位が推奨なのかですが、P-MAXではクリックされる対象として以下があります。
- 広告に設定した最終ページURL
- サイトリンクに設定した最終ページURL
- 最終ページURLの拡張をオンにしている場合、拡張して配信される最終ページURL
現在、アセットグループ単位ではトラッキングテンプレートまたは最終ページURLのサフィックスを設定する箇所がありません。アセットグループに設定したクリエイティブの最終ページURLにくっつける形でパラメータを設定すれば広告の成果は計測できますが、この場合、以下の2点が計測できません。
- サイトリンクを設定している場合、サイトリンクのトラッキングができない
- 最終ページURLの拡張をオンにしている場合、拡張したURLのトラッキングができない
上記を全てトラッキングするには現状キャンペーン単位で設定するしかないためです。
最終ページURLの拡張とは?という方は以下の記事もご参照ください。
【Google広告】P-MAXで最終ページURLの拡張をオンにした結果は?
複数のアセットグループがある場合のトラッキング方法は?
一つのキャンペーン内で複数のアセットグループを作っているケースで、アセットグループそれぞれの成果をトラッキングしたい場合どうするのか。
前述のとおり、設定したクリエイティブの最終ページURLにくっつける形でパラメータを設定すれば一応計測できますが、サイトリンク、最終ページURLの拡張の成果が追えません。
そのため、アセットグループ単位で成果をしっかりトラッキングし、かつサイトリンクや最終ページURLの拡張の成果をもれなくトラッキングしたい場合は、キャンペーンを分けることをお勧めします。
意外と分かりにくいP-MAXのトラッキング
なぜアセットグループ単位のトラッキングができない仕様なのか謎ですが、漏れなく成果を計測したい場合はキャンペーン単位で設定しましょう。今一度現状の設定箇所を確認してみることをお勧めします。
ではまた。
Junichi Nakamura
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