Google広告の全自動プロダクト「P-MAX」。
今では使われる広告アカウントも増えてきて、特にECサービスにおいては配信の主流となっています。
全自動である分、人力での改善調整がやりにくいプロダクトですが、私の経験からの改善調整のTipsを書き連ねます。

P-MAXの調整トリガー

まずは、P-MAXで調整できる主な要素をピックアップします。

  • 配信物
    • 広告アセット(テキスト、画像、動画)
    • リンク先URL
    • リンク先の展開有無
    • 表示オプション
    • 商品(ECの場合のみ)
  • ターゲット
    • オーディエンスシグナル
    • 検索テーマ
    • 地域・言語
  • 費用
    • 予算
    • 入札
  • 最適化
    • 目標(コンバージョン)
    • 新規顧客・既存顧客の入札

運用調整Tips

それでは、私の経験側からの改善事例をいくつか紹介していきます。

1)リンク先の展開をオンにする

ECや求人、旅行など複数の商品ページが存在する場合に有効です。
設定したリンク先以外もリンク先とすることができます。
この調整でのポイントは明らかに成果につながらないページや効果が悪いリンク先を除外ルールに設定することです。
効果の良し悪しはGA4などアクセス解析ツールを使って分析していきましょう。
これは比較的早い段階で効果の出る施策です。

2)中間CVxROAS入札で最適化

これはBtoBなど、CV件数が少ない場合に有効です。
例えば、単品商品の通販の場合、
カートページ
注文確認ページ
注文完了ページ
というフローになっているとします。

最適化を促進するためには中間CVを設定するのがセオリーですが、それぞれ次のページへの遷移率などを考慮し、それぞれのコンバージョン地点にコンバージョンの値を設定します。
そしてコンバージョンの値を最大化するため、ROAS入札で運用していきます。

3)商品カテゴリごとにキャンペーンを分ける

これは主にECに特化した話になりますが、商品カテゴリごとにキャンペーンを分け、画像やオーディエンスシグナルを最適化することを推奨します。
例えば、家電通販の場合、美容家電関連とPC関連でキャンペーンを分けるのがよいでしょう。
そして、それぞれのカテゴリに合わせた広告アセット・オーディエンスシグナル・検索テーマを設定していきます。
ターゲットと広告がマッチするため、クリック率やCV率を向上させやすくなります。

注意点

除外キーワード設定をGoogleに依頼

P-MAXはキャンペーン単位での除外キーワード設定を運用者側で設定することができません。
そのため、例えば指名キーワードを除外したい場合など、除外したいキーワードは事前にGoogleに依頼しておきましょう。

効果が出なくてもすぐに諦めない

P-MAXは獲得できるコンバージョン数にもよりますが、効果が出るまでに3-4か月ほどかかる場合もあります。
効果が出なくても予算を抑えながら継続して効果を見ていくことをおすすめいたします。
もちろん、数か月ただ何もしないで待つだけではもったいないので、他のキャンペーン・媒体の効果を参考にしながら広告アセットを改善するなどしていきましょう。

今回は以上です。
調整の難しいP-MAX運用の参考になれば幸いです。

The following two tabs change content below.

Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。 前職では広告代理店のリーダーとして各種Web広告の運用を中心に多様なクライアントのプロモーションを支援。「デジタルマーケティング業界の何でも屋」「一人一人が獅子になる」という考え方に共感し 、2021年に援軍へ入社。 データ分析に強みを持つ理系ディレクター。