Google広告で「表示回数が伸びない(伸ばしたいのに伸びない)場合」や「コンバージョンデータを短期間で出来る限り蓄積したい場合」に便利な入札方式として「コンバージョン数の最大化」入札があります。日予算をしっかりと使用しながら「日予算内でのコンバージョン獲得数を最大化」する入札である為、意外と利用頻度が高いです。

そんな「コンバージョン数の最大化」入札ですが、キャンペーンに適用したばかりですと「コンバージョン数の最大化入札を適用したキャンペーンが、日予算設定よりも2倍の広告費を消化してしまっている!」なんてことなることも多々あります。繰り返しますが、

・日予算をしっかりと使う
・その上で、コンバージョン獲得数が最大化する

このように動作する自動入札機能が「コンバージョン数の最大化」になりますので、「日予算をしっかり使う」の部分が調整しきれていない「設定したばかりの段階」では日予算消化が進みすぎることがあるわけです。ですが、これは仕様みたいなものですので、

・日予算が2倍ほど消化してしまうことがある
・この状態が1週間~2週間ほど続くこともありえる
・ただし、日予算設定を変更しなければ、1ヶ月全体ではキャンペーンの日予算×30.4日間の金額になるよう配信調整される
・万が一、1ヶ月全体でキャンペーンの日予算×30.4日間の金額を超えた場合は、超過分は広告アカウントへクレジットとして適用される

上記を事前に関係者へ情報共有し、リスクに対する認識合わせをして「コンバージョン数の最大化」入札を使用するようにしましょう。この記事を読まれている方は、既に「コンバージョン数の最大化」入札導入後に日予算が消化しすぎて焦っている状況かと存じますが、上記の点を今からでも関係者に伝えて、大きなリスクはないということを伝えましょう!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。