広告代理店にGoogle広告の広告運用代理を依頼しているが「自社運用(インハウス運用)に切り替える場合」や「他の広告代理店に広告運用を切り替える場合」に心配なのが「新規アカウントへ入稿内容を移行すると広告成果が悪化するのではないか?」ということです。コンバージョン率やクリック単価等の主要指標の数値が悪化し、CPAが大きく悪化するのではないかと心配であるということですね。

結論:基本的に成果は悪化する

既存アカウントでは過去の広告配信データが大量に蓄積されており、その広告配信データを用いた機械学習を活用して広告配信するよう広告運用しているはずです。その為、過去の広告配信データが何もない新規アカウントで広告配信すれば、参照する広告配信データがない分だけ不利な広告運用となり、当然成果は悪化することが多いです。なお、既存アカウントの広告運用が手抜きなものであればその限りではありませんが、基本的には成果が悪化することが多いでしょう。

対応策:繁忙期を避けて新規アカウントへ移行する

新規アカウントへ移行すれば、既存アカウントと比較して一時的に成果は悪化します。しかし、それは一時的なものであれば、永遠ではありません。何らかの理由・課題があって新規アカウントへの移行を検討し始めたわけですから、タイミングを見計らって移行は行うべきと思います。その際、タイミングとしては「繁忙期を避ける」のが良いでしょう。成果が悪化する可能性が高いと分かっていて、わざわざ繁忙期に新規アカウントへ移行するのはリスクです。その為、繁忙期を避けて新規アカウントへの移行を済ませましょう。繁忙期直後、もしくは繁忙期の3ヶ月前に新規アカウントへ移行することを推奨致します。

新規アカウントの成果が安定するまでの期間の目安は1~3ヶ月

新規アカウントへ移行することで成果が悪化するものの、それは一時的なものであると書きましたが、どのくらい我慢する期間が続くのかと言えば、目安として1~3ヶ月と考えておけばいいでしょう。広告配信量(広告予算の投下量)等によってその期間は異なりますが、それを言い出すとキリがありませんので、「大体1~3ヶ月」と述べておきます。その為、新規アカウントへの移行は「繁忙期直後、もしくは繁忙期の3ヶ月前」が良いと考えます。

今回は以上です。新規アカウントへの移行に伴う広告成果の悪化に対して「怖い!」と感じる人が多いと思います。その感覚は極めて普通だと思います。しかしながら、既存アカウントでの広告運用に何らかの課題等があって新規アカウントへの移行を検討したはずですから、現状の問題を解決・解消する為には新規アカウントへの移行を進めるしかありません。そうであれば、一時的な痛みにより大きな損失を出さないよう細心の注意だけは払いながら、将来の大きなビジネス拡大へ向けて「成長痛だ!」と前向きに捉えるのが良いのではないでしょうか。

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。