以前何度か本ブログでも書かせていただいたレスポンシブ検索広告の有効性の改善方法ですが、本日もちょっとしたコツについてお伝えしたいと思います。

Googleレスポンシブ検索広告:広告の有効性の改善方法とその効果とは?

【改善事例】Googleレスポンシブ検索広告の有効性を上げるとどれぐらいパフォーマンスは改善するのか?

キーワードそのものをタイトルに入れなくても良い

レスポンシブ検索広告の有効性を高める場合、なるべく検索数の多いキーワードをタイトルに盛り込むことが重要ですが、キーワード全てをタイトルに入れるのは難しかったり、違和感のあるタイトルになる場合があると思います。

タイトルにはキーワードをそのまま入れる必要はなく、キーワードの「単語」単位でどこかに入っていればOKです。

例えば以下のようなキーワードがあった場合、タイトルは以下のようにすればOKです。そう考えると作りやすくなるのではないでしょうか。

キーワード:

メンズ バッグ
メンズ バッグ 革

タイトル:

メンズバッグをお探しなら
のバッグをお探しなら

「メンズ バッグ 革」をそのままタイトルに入れる必要はなく、「メンズ」という単語は他のタイトルでカバーできているので、「革」を押さえたタイトルを入れればOKということですね。

キーワード自体を見直す

上記のように単語単位でタイトルに入れようとしても無理が生じるケースがあります。例えば、以下のようなキーワードを登録しているとします。

メンズ バッグ ランキング
メンズ バッグ ブログ

この場合、サイト内にランキングを表示しているページやブログがあるなら良いですが、そういったコンテンツがないのに検索数が多いからキーワードとして登録してしまっているケースがあります。〇〇 ランキングって結構検索数が多いですよね。

ですが、コンテンツがない場合、タイトルに反映するのも違和感があります。

この場合は無理矢理タイトルに入れることを考えるよりも、そもそもそれらのキーワードって必要なのかを考えてみましょう。

成果につながっていない場合は停止を検討、停止したくない場合は別グループ化してしまって、そちらはある程度有効性が高まらなくてもしょうがないとしてしまうのも手かと思います。

あくまで主力キーワードグループの有効性を改善したほうがよいですよね。

差し替えるアセットは?

差し替えるアセットはまずはアセットのパフォーマンスが「低」の物から対象とします。

「低」のアセットがない場合で、タイトルを差し替える場合はインプレッションの降順に並び替えて、インプレッションのが少ないタイトルから変更します。

それらの評価が「学習中」となっていても、追加して間もない場合でない限り、差し替えて問題ありません。

学習中となっているものは、パフォーマンスを評価するに足るデータが不足しているからですが、そもそもインプレッションがかなり少ないということは、検索キーワードとマッチしていない可能性が高いため、この先もいきなりインプレッションが増えることは考えにくいです。広告の有効性が「非常に高い」状態でないなら、差し替えちゃましょう。

なお、説明文の場合も同様です。

定期的に見直すことが大事

一度有効性がMAXまで高まっても、また有効性が下がる場合もあります。

たとえば、ファッションECなど季節性のある商品を扱っている場合、季節によって検索キーワードや検索数が大きく変わるためです。

アウターも冬のコートから、春物コートに変わったり、検索キーワードが変わることによって、タイトルも見直す必要がありますので、なるべくまめにアセットのレポートを見て、見直しを図りましょう。

レスポンシブ検索広告の見直しは手間のかかる作業ですが、成果に直結しますので定期的に対応しましょう。

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。