Google広告やYahoo広告などの運用型広告の特徴の1つとして、「ターゲティングを細かく設定できる」というものがあります。この特徴を上手に利用して広告配信した方が良いというのは言うまでもありません。

ターゲティングごとに訴求を変えてコンバージョン率を高める

せっかくターゲティングを細かく設定できるのですから、ターゲティングごとの訴求内容を変えた方が良いです。例えば、肌トラブルを総合的に予防する化粧品を販売している場合、「シミに悩んでいる人」「毛穴の開きに悩んでいる人」「シワに悩んでいる人」などでターゲティングを分けて、それぞれに対して訴求内容を変えるイメージです。

ターゲティングごとに変えるもの

訴求内容を変えると言っても、広告クリエイティブ(広告テキストや広告画像など)のみを対象に訴求内容を変えるわけではありません。広告クリエイティブは見込客との接点の1つではありますが、あくまで接点の1つにすぎません。見込客と接触するものすべてで訴求を変えていくことでコンバージョン率の大きな向上が期待できます。

・広告クリエイティブ
・サイト / LP(ランディングページ)のコンテンツ内容
・サイト / LP(ランディングページ)でのオファー内容

上記すべてをターゲティングごとに変えていくのがコンバージョン率向上に対して効果的です。例えば、シミに悩んでいる人にシワ予防のコンテンツを見せても興味を持ってもらえませんし、最悪の場合はサイト / LP(ランディングページ)からの見込客離脱を招く危険性すらあります。シミに悩んでいる人にはシミに関する広告クリエイティブでサイト / LP(ランディングページ)へ誘導してシミに関するコンテンツ内容を見せ、シミに関するオファー内容(特典でシミ予防マニュアルプレゼント、シミ予防グッズも無料提供、シミ予防ウェビナーへ無料招待など)を提示するというように「導線に一貫性を持たせる」ことに注意しましょう。

今回は以上です。オファー内容は簡単に思いつかないかもしれませんが、日頃から他業界含めて様々な企業のオファーの仕方を意識的にチェックしておくことで、ふとした時に良いアイディアが浮かんできたりします。そのようなアンテナを張っておくようにしましょう!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。