ユニバーサルアナリティクス(UA)の提供終了のアナウンスに伴い、GA4の導入を進めている企業も多いと思います。
弊社のクライアントでも導入を始めている企業様が増えていますが、その中でUAとGA4の数値が合わないという声を聞きます。
今回はその理由に関する記事です。

結論:GA4とUAでは計測の方法が変わっているので、数値が完全には一致しない

元も子もない結論になってしまいますが、UA→GA4にあたって、計測方法が変わっています。
端的に言えば、
・UAはセッションベースの計測
・GA4はイベントベースの計測
になります。

例)1回のセッションで同じサンクスページに3回遷移した場合
UAでは、セッション(訪問)に対してCVが発生したかどうかというような考えなので、CVは1として計測
GA4では何回CVイベントが発生したかどうかという考えなので、CVは3として計測

そのため、基本的にGA4のCV数はUAのときのCV数よりも多くなります。
こういった違いがあるので、数値が合わなくても慌てなくて大丈夫です。

とは言え、これまで見ていた数値が変わるのは多少なりとも困惑するかと思います。
もしも自社の会員情報を活用できるなら、そちらを信頼できるソースとして活用しましょう。
それが難しい場合は、UAのデータ取得が終了するまでの1年間でGA4とUAのそれぞれのCV数を取得し、どの程度の比率の差になるかを把握できると良いかと思います。

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Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。