自動最適化がどんどん進んでいるGoogle広告。デマンドジェネレーションキャンペーンもその一つです。YouTube面、Gmail面などGoogleプロダクト面で自動入札で最適化される広告ですが、稀ではありますが、急に配信量が出なくなることがあります。

そういった場合に考えられる要因と対処方法をお伝えします。

考えられる要因

いくつか考えらえる要因を挙げてみます。

  • 競合要因
  • ポリシーで制限を受けている
  • 原因不明

競合要因

他社が露出を強めたことで出にくくなる場合があります。

特に大企業がセールなどで露出を強めると、配信に影響が出ます。リスティング広告と違い、デマンドジェネレーションキャンペーンのようなディスプレイ広告の場合、サービス的に競合ではなくても、広告枠内では競合になりますので配信に影響がでます。

ただし、全く配信が出ない、またはインプレッションが一桁しか出ないということはありませんので、そういった場合は別の要因になります。

ポリシーで制限を受けている

クリエイティブが審査落ちしたり、センシティブな内容でポリシーによって配信が制限されている可能性があります。一度クリエイティブのステータスを確認してみましょう。お酒の広告などはポリシー上、配信が制限されます。

原因不明

これが一番厄介ですが、設定も間違っていないのに配信が出なくなることが稀にあります。この記事にたどり着いた方の多くはこちらのパターンかと思います。

Googleに問い合わせると入札単価の大幅な変動により学習に入っているからではないかと言われたりしますが、ちょっと腑に落ちません。確かにキャンペーンのステータスを見ると学習中とはなっていますが、それだけで出なくなるかな?とも思います。

正直なところ謎です。

できる対処方法

ではこういった場合、どういった対処方法があるでしょうか?これで絶対に回復する、という対処方法はないのですが、出来ることをご紹介します。

キャンペーンを入稿し直す

数日変化がない場合、一度キャンペーンを入稿し直してみましょう。再度出るようになる場合もあります。もし新しいキャンペーンで正常にインプレッションが出たら、元のキャンペーンは止めちゃいましょう。

コンバージョン数の最大化に切り替えてみる

CPAの目標値を入れていた場合、一度目標値を外してみましょう。キャンペーン予算内で最大限コンバージョンを獲得する設定に変えることでインプレションが回復する場合があります。

しばらく待つ

あとは数日経過を見るしかありません。ある日突如回復したりします。その間、予定していた予算は他の成果の良い媒体に寄せて耐えましょう。

結局のところ原因不明なことが多いのですが、万が一急に配信量が出なくなった場合は本記事を参考にお試しいただければと思います。

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。