Meta広告は、一部のアカウントで画像生成AI機能が追加されており、まだ実装されていないアカウントにおいても順次実装されていきます。この画像生成AI機能を使ってみたので、その方法と利用してみた所感を下記にまとめました。

Meta 画像生成AIとは

元の素材からインスピレーションを得て、AIが最大5つの画像バリエーションを生成します。以下イメージ

メリット

Meta広告の運用において、効果をだしていくためにはクリエイティブの差し替えは避けて通れないです。画像生成AIを使用することで以下のメリットがあると考えます。

クリエイティブ運用が楽に

毎回クリエイティブを作る手間が省けます。これまで制作に費やしていた時間を広告を配信する時間に当てる事ができます。

クリエイティブの方向性の参考に

画像生成AIで作り出されたクリエイティブを複数回す事で、効果の差が出てきます。効果の良いクリエイティブのデザインやトンマナを軸として、デザインに落とし込む事で、早々に勝ちクリエイティブを見つける糸口になります。

デメリット

画像生成AIについては注意しておきたい点も存在します。確認しながら実装するかを検討しましょう。

作りこんだ画像を基にAIで生成するとうまくいかない

AIに読み込ませる基となる画像はシンプルな方がうまくいきます。そのため、デザインが組まれているもので画像生成すると、うまくいかないケースが多々あります。

画像生成AIの使用方法

広告の編集画面から下記の画像のAdvantage+ クリエイティブ>画像生成AI下部の「試す」をクリック

すると、背景のみなのか、フル画像なのかを選択します。「背景のみ」は、主体となる画像の背景のみをAIで生成する方法です。「フル画像」はすべての画像をAIで生成します。まずは背景のみから試してみましょう。※テストで筆者の大好きなコーラの画像を用います。

▼基となる画像

バリーションを生成中・・・

出来ました。

 

背景がそれっぽくなりました。

なお、キャプチョンもつける事が可能です。右側の「テキストオーバーレイ」をトルクをONにします。

入れてみました。No Cola No Life

なんとなく広告っぽくはなってきましたね。

次に、フル画像の生成AIを試してみましょう。

出来上がったのがこれです。

ペットボトルのコーラをAIが自動でグラスに注いだものに変更しています。基画像がどっかに行ってしまう事態に。。

クリエイティブに対して寛容な方ならこれでもいいのかもしれませんが、広告として出したい商品がぶっ飛んでしまうのは、考え物ですね。使用用途が限られそうです。

なので、活用するのであれば、「白背景画像」を基の画像として用意して背景のみをAIで生成させるのが、良いのかと思います。

ちなみに、デメリットで紹介した、「作りこんだ画像を基にAIで生成するとうまくいかない」のパターンもお見せします。

▼作りこんだ画像※デザインの事については触れないでください。

▼生成された背景AI生成画像

背景がさし変わっているのと、基画像で入れているテキストが流用されていますが、背景と同化しているなど、あんまり使い物にならないかもしれないですね。

まとめ

使いどころには気を付けたいのですが、自動で複数枚が瞬時に生成されるので、デザインを起こす手間も省けますし、意外と効果が出るかもしれないので、クリエイティブが量産できないアカウントや、新しい取り組みにどんどんチャレンジされたい方はぜひご活用ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。