WEB広告を運用されている方は日々改善するため、あーでもないこーでもないと試行錯誤を繰り返しながら、PDCAを回されている事でしょう。私もその一人です。広告を大きく改善するために、マイクロコンバージョンを設定して取得するデータ量を増やして機械学習を促進したり、LPの内容を見直して、ユーザー導線を最適化したり、割と大掛かりな改修や変更を加えていくケースが多いとは思いますが、細かい設定部分の変更だけでも成果が改善する事があります。
タイトルにもあるように、CTA(Call To Action)の部分、主には文言の部分に変更を加えただけで、CTR、CVRが改善した事例をご紹介いたします。
<調査詳細>
仮説:より具体的な言葉を用いて誘導を促す事で、CTRが改善するのでは?
検証内容:既存のCTAと仮説を元に考案したCTA両方を走らせて、CTR、CVRに違いが出るか検証する。
業界:不動産
比較対象:CTA箇所を左記の2つで設定「詳細をみる」 VS 「物件を確認する」
配信期間:2週間
<検証結果>
「物件を確認する」の方が、CTRが112%、CVRが113%改善されました。補足ですが、CPAも10%程度下げられている状況です。
詳細を見るというありきたりで抽象的な表現から、より具体的に表現した「物件を確認する」の方が、クリックした後の事を想像でき、クリックするハードルを引き下げられたのではないかと仮説立てました。
改善するために日々いろいろな事にトライしている中、より簡易に効果がすぐに改善できる可能性があるCTAのABテストを実施してみてはいかがでしょうか。
Masahiro Ozeki
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