Google広告でブランドリストという機能はご存じでしょうか?
Google広告ではインテントマッチ(旧:部分一致)の積極活用を推奨していますが、インテントマッチを使うことで予期せぬクエリに拡張配信される場合もあります。
その拡張の無駄を抑えて部分一致を使用できるのがブランドリストという機能です。
【Google広告】ブランド制限/指名検索で部分一致を効果的に使う方法
本日は指名キャンペーンにおいてブランドリストを導入した場合のメリットや注意点を実績と共に開設します。
指名キャンペーンでブランドリストを使うメリット
指名キャンペーンでブランドリストを使うメリットは、ブランドと関係ないクエリには拡張せずに登録していないクエリにも拡張して配信されることで、コンバージョンが増える可能性があるという点です。
網羅的に検索されそうなクエリをキーワード化して登録してれば、さほど変化がないといいうケースももちろんありますが、そうでない場合ちょっとでもコンバージョンが増えるとありがたいですよね。
まずは下書きとテストで試すのが良い
いきなりインテントマッチに変えるのは抵抗があると思いますので、最初は下書きとテスト機能を使って、オリジナルキャンペーンとテストキャンペーンでトラフィックを分けてテストすることをお勧めします。
【Google広告】下書きとテストがリニューアル!便利になったテスト機能を使ってみよう
指名キャンペーンでブランドリストを使った結果
それでは指名キャンペーンでブランドリストを使った結果を共有します。
下書きとテスト機能を使って、オリジナルキャンペーン(完全一致、フレーズ一致中心)とブランドリストを使ったキャンペーン(インテントマッチ)でテストをしました。
その結果、コンバージョン数は166%増、CPAは61%に改善しました。これはかなり大きく改善した例でここまでの改善はなかなかないかもしれませんが、テストしてみる価値はあると思います。
注意点
本日ご紹介した事例はかなりうまくいった例ですが、一方、気を付けないといけないのは、表記ゆれに反応しなくなるケースもあるという点です。
施策実施前後でクエリは確認するようにして、もし表記ゆれが反応しなくなっていたら、表記ゆれキーワードも追加する等、対策をするようにしましょう。
ではまた。
Junichi Nakamura
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