アプリのインストールを促進させるための一つの手段として、App Store内のサーチ広告である「Apple serch Ads(ASA)」があります。アプリをお持ちの企業様なら、ご存じだとは思いますが、実際に広告を配信するとなると、そのやり方やキーワードの選定など不明な点が多いと思います。今回は基本的な概要とASAのアカウント構成を中心にご紹介していきます。
Apple Search Adsの掲載面
App Storeのアプリ検索面上部に掲出される広告です。
ユーザーの検索キーワードに連動して広告が配信されます。
広告枠は上部1枠のみ。この1枠を競合と競いあいます。
2つのSearch Adsソリューション
Apple Search Adsには2つのプランがあります。
Basic
予算の中でインストールを最大化させるように配信する全自動のメニュー。
インストールされると課金され、運用に手間もかからないメリットがあります。
ただし、全自動であるが故に買いたいキーワードが買えないことや、、
レポーティングも細かく見れないなど自由度が狭いデメリットもあります。
Advance
キーワードやキャンペーン構成、ターゲティングなど自ら設定して配信する運用型メニュー。
課金はタップで発生して成果に応じて入札を変更、狙いたいキーワードを購入したりと、
運用して成果を上げていくのが特徴です。
アプリのインストールを効率化して拡大していく場合はこちらのメニューが最適です。
Apple Search Adsの推奨のキャンペーン構成
キャンペーンの中でも”獲得”が目的のものと、新たな獲得キーワードを”調査”する目的の2軸で構成していきます。
検索マッチは、Appstoreのメタデータやサービスに類似するキーワードを自動で抽出し、類似のキーワードで検索された際に掲載されるメニューです。検索キーワードとアプリの親和性が高い時に掲出されるため、新たなキーワードの発見につながります。
目標インストール単価で配信してくれる!?CPAゴール機能
文字通り、目標のCPA(インストール単価)を設定して、その単価になるように
配信される機能です。ただし、目標CPAを低くしすぎると配信が出なくなることがあるため、
初動が高めに設定して配信していくことが望ましいです。また、目標CPAに合わせて配信するように動きますが、それぞれのキーワードに設定している入札金額をもとに配信されていきます。
入札額が低すぎても配信がでないため、CPAゴールを導入する際は、各キーワードの単価を、非常に高く設定することをお勧めします。
まとめ
アプリのインストールを効率よく獲得していきたい場合は、運用の自由度が高いAdvance一択です。
アプリインストールを拡大させたいならマストなメニューですので、
未導入のアプリマーケティング担当の方、いち早い導入を強く勧めます。
Masahiro Ozeki
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