Twitter(X)は2023年12月現在、月間国内ユーザー数が約4,500万人と推測されており、LINE・YouTubeに次いでユーザー数が多い媒体となっています。
そのため、広告などのマーケティング戦略を考える上では無視できない媒体の1つになっていると言えるかと思います。
そんなTwitter(X)広告の1つのメニューに「コレクション広告」というものがあることをご存知でしょうか?
今回はコレクション広告の概要と、その効果事例をお伝えします。
Twitter(X)のコレクション広告概要

【引用元】https://business.twitter.com/ja/advertising/formats.html
コレクション広告は、メインの画像(ヒーロー画像)とその下の最大5つの小さなサムネイル画像を表示することで商品やサービスを紹介できます。
ヒーロー画像は静止したままタイムラインに表示され、サムネイルは水平スクロールで閲覧することができます。
それぞれの画像にリンクを設定できるため、より最適なランディングページに誘導することができることも1つのメリットです。
クリエイティブの仕様は通常の画像広告と同様ではあるものの、1:1の比率(推奨画像サイズ:800px×800px)の画像素材複数枚が必要です。
ヒーロー画像1枚・サムネイル1枚の最低2枚以上は画像素材が必要ですが、コレクション広告のポテンシャルを活かすには、最低でもヒーロー画像1枚・サムネイル4枚の、合計5枚以上用意されるとよいかと思います。
コレクション広告は商品の種類が豊富な物販系のサイトではもちろん、様々な業種・サービスで活用できます。
コレクション広告の効果事例
実験としてメイン画像(ヒーロー画像)は同じものを使用し、コレクション広告と通常のバナー配信でどのような配信結果の差が出るか検証してみました。
約2週間ほど配信した結果がこちら。
コレクション広告への配信に偏りが出てしまっているものの、CTR・CVR共にコレクション広告のほうが高くなる結果となりました。
コレクション広告のほうが表示面積が広くなるため、通常バナーよりもユーザーの関心を得やすく、CTRが高くなる傾向があると考えられます。
またコレクション広告はサムネイルの画像で、商品のバリエーションやサービスの補足説明ができるため、よりユーザーの商品・サービス理解を促進できるのではないかと予想できます。
まとめ
結果は一例ではありますが、表示面積を増やし、より多くの情報を伝えられるコレクション広告は効果の出やすい広告メニューと考えられます。
ただし画像素材を作成する工数は、枚数が多い分通常のバナーよりも増えてしまう点は考慮する必要があるでしょう。
例えば最初のABテストでは通常のバナーで複数枚バリエーションを作成して比較し、特に成果の良かったクリエイティブに関してはサムネイルの画像を作成して、コレクション広告を検証するという流れでも良いかと思います。
まだコレクション広告を実施したことがない、通常バナーでの成果が出ていないという場合はぜひ1度コレクション広告を試してみてはいかがでしょうか?
Keisuke Asou
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