検索順位推移を確認する方法

任意のキーワードで上位表示できているかの確認をする方法は目視でもできますが、ツールを使うことでよりスムーズに確認することができます。
ツールは以下に大別できます。

  • 簡易WEB型
  • クラウド型
  • オンプレミス型(インストール型)

それぞれにメリット・デメリットがあります。

簡易WEB型の検索順位チェックツール

様々なサービスがございますが、概ね1つのURLに対して順位推移を確認するキーワードを3つ選び順位をチェックできます。
手軽に確認できますが、多く確認したいキーワードが存在する場合、何度も入力し検索をする必要があり、またツールによっては1日の回数制限がある場合もあり、なかなか業務として使用するのは厳しいため、気軽に調べたいときに活用するのがよいでしょう。

具体的なツールをご紹介させていただきます。

SEOチェキ

SEOチェキはかなり老舗で歴史もあり動作も常に安定して使えます。
私もサクッと調べたいときにはSEOチェキさんを使わせていただいております。
検索順位チェックだけでなくキーワードの出現頻度、発リンク、whois情報などがありとても便利です。
一度に検索できるキーワードは3つまでで、YahooとGoogleの順位推移を確認することができます。

SEOTOOLS(SEOツールズ)

SEOTOOLSもかなり老舗で私も昔から大変お世話になっております。
こちらも一度に検索できるキーワードは3つまででGoogleとBingのチェックができます。

ohotuku.jp

ohotuku.jpは北海道のディーボさんが作成しているツールで、ディーボさんは昔から本当に色々なSEO関係のツールを作ってくれているのでとてもお世話になっております。
このツールはYahoo、Google、Bingの順位を300位までチェックできます。
対象は1URLに対して3キーワードまでです。

簡易WEB型検索順位チェックツールのまとめ

簡易WEB型検索順位チェックツールは気軽に活用できるため、とても便利です。
ただ、一点注意しなければいけないのは、検索順位取得のロジックを知っておく必要があります。
検索順位は目視をする場合ほとんどの方がSERPsの1ページ目(10位まで)から順番に2ページ目(20位まで)、3ページ目(30位まで)と見ていくでしょう。
しかし、簡易WEB型の検索順位チェックツールは殆どがその方法を取っておりません。

私も過去に検索順位チェックツールを作成したことがありますが、検索順位をプログラムで取得する場合
検索エンジンにクエリ(キーワード)を一度渡します、そして、その結果が帰ってくる・・・これで1回の動きとなります。
例えばこの方法で100位以内まで検索順位をチェックしたいと思うと10回クエリを渡す必要があります。

検索エンジン各社は開発者向けに順位取得できるサービスを提供しておりますが、検索エンジンにクエリを投げる回数などの従量課金制をとっていることが多く
運営サイドからすると割りに合わないので、一度のクエリで効率よく順位を取得します。
具体的にはSERPsの1ページ目を1~100位にすることで、1回のクエリで済みます。

ただ、そうすると100位まで10回クエリを渡している検索順位推移と1回クエリを渡している検索順位推移とではズレが生じます。

このズレを理解しておかなければ取得してもあまり参考にならない場合もありますので、注意してつかってください。

以上、お読みいただきありがとうございます!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。