Google広告にはターゲティングに使用できるオーディエンスセグメントが多数用意されており、自社の商品・サービスに関連のありそうなセグメントも大抵の場合は発見することができます。そういったセグメントをいくつか発見すると「良い成果が出るのか広告配信で試してみたい!」と思うのが普通でしょう。しかしながら、広告配信には広告費がかかります。根拠なく「何となく良い成果が出そう。」というだけで、そのオーディエンスセグメントをターゲティングに使用した広告配信に踏み切っていいのか悩ましいところですよね。そこで今回は「根拠はないが、良い成果が出そうなオーディエンスセグメントを使った広告には挑戦すべきか?」という疑問に対して手短に回答していきます。
回答:失ってもよい予算がない限り、根拠がないなら挑戦すべきではない
根拠がないなら、気になるオーディエンスセグメントがあったとしても、それをターゲティングに使用した広告配信を行うのは控えるようにしましょう。もちろん、成果が出なくてもよいからテスト的にそれをターゲティングに使用した広告配信をしたいという場合であれば、予算を失う覚悟で広告配信してしまって構いません。しかし、多くの場合は可能な限り失敗する確率を下げた方法で広告配信したいはずです。そうであれば、根拠のない挑戦はやめてください。
理由:根拠がなければ、それは運任せの施策になってしまうから
広告配信も事業拡大へ向けた重要な施策の1つであり、実施するには多くの経営資源を使います。例えば、広告費として投じるお金もそうですし、内部・外部問わず広告運用する人の労働力もそうですよね。それにもかかわらず、良い成果が出そうだという根拠がないまま広告配信を行うなんてことはできないかと存じます。根拠がないということは、運任せということです。貴重な経営資源を運任せで使うなんてことは、基本的にやめておくのが無難でしょう。
補足:オーディエンスセグメントをモニタリングとして設定して根拠を探す
根拠がないものの良い成果が出そうと思うオーディエンスセグメントがあった場合、既に配信している広告に対してそのオーディエンスセグメントをモニタリングとして設定することをお勧めいたします。こうすることで「そのオーディエンスセグメントでの広告成果を可視化すること」ができますので、成果が良い場合はその事実を根拠としてそのオーディエンスセグメントをターゲティングとして使用して広告配信を行うことができますよね。
今回は以上です。何となく良い成果が出そうだからとオーディエンスセグメントをターゲティングに使用するのではなく、しっかりと根拠を持ってオーディエンスセグメントをターゲティングに使用するかどうか判断してください。そうすることで大事な予算を有効活用でき、広告配信が事業拡大に与えるプラスの影響も大きくなるでしょう。
Akira Kodaka
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