2021年2月24日、YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告 (運用型))でターゲティング機能の改善がありました。

これまで、1広告グループに1つのリストしか設定できませんでしたが、今後は複数のリストが設定可能になります。

対象:
サーチキーワードターゲティング
サイトリターゲティング
プレイスメントターゲティング

(変更前)
1広告グループにつき、各ターゲティングのリストを配信または除外でそれぞれ1件のみ設定可能

(変更後)
1広告グループにつき、各ターゲティングのリストを配信と除外あわせて10件まで設定可能

Google広告では普通にできていた機能ですが、ようやくYDAも対応しましたね。

これまでは1つしかリストを設定できなったためにリストごとに広告グループを作って運用されていた方も多いのではないでしょうか?

また以下にも対応しています。

  1. リスト毎の入札価格調整も設定可能
  2. リスト毎の実績値も確認可能
  3. プレイスメントターゲティングに「除外専用リスト」が追加
    登録できるURL数が最大10,000件の「除外専用リスト」の作成ができるようになりました。
    1アカウントに1リストのみ作成可能で、配信除外のみ設定可能。

1についてヘルプでは言及されていなかったので想定になりますが、恐らく自動入札の場合は無効ではないかと想定されます(設定はできるが効かない)。
3はこれまで1つのプレイスメントリストには、URLを1,000件しか登録できなかったので、除外専用リストにおいてはその上限がかなり緩和された形になりますね。

この機能改善によってかなりYDAの広告管理も楽になるのではないでしょうか?
自動入札を使っている場合、なるべくデータを集約したほうが良いので、これまで機能の制約で致し方なく広告グループを分けていた方には朗報ですね。

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。