広告運用における媒体側でのAIの活用は、主に自動入札において進んでいる印象で、まだクリエイティブの面では弱い印象を持っていました。
しかしながら、ついにYahoo!広告にも広告文をAIが自動生成してくれる機能がリリースされたようです。
今回は広告文の自動生成機能の概要を確認しながら実際に使っていこうと思います。
Yahoo!検索広告の広告文自動生成機能とは?
Yahoo!公式ヘルプの情報を元に概要を確認していきます。
自動生成機能はレスポンシブ検索広告のみで現在は使用できるようです。
表示されるポップアップに最終リンク先URLを入力すると、リンク先の情報を参考にしながら「広告タイトル」「説明文」を生成AIが提案してくれます。
非常に手軽に使用できますが、月に30回までという回数制限があるので計画的に使う必要がありそうです。
自動生成機能の注意点
使用にあたっての注意事項は下記のとおりです。
注意事項
・最終リンク先URLには広告に使用するURLを入力してください。お客様の広告に使用しないURLは入力しないでください。
・提案されたテキストは広告審査の承認を保証するものではありません。広告掲載基準に準拠していない場合は必ず修正してください。
・提案されたテキストは必ずお客様ご自身でご確認ください。誤った内容や著作権の侵害など、問題のあるテキストは修正してください。
・当社の故意または過失を除いて、生成AI提案のテキストを利用した広告に関する問題はお客様の責任となり当社は一切責任を負いません。【引用元:Yahoo!公式ヘルプ】
競合他社のWebサイトやLPを読み込ませて広告文を生成してはいけないということ、また内容に関しては必ず自分自身で責任を持ってチェックする必要があるということを念頭に入れておきましょう。
自動生成機能を使ってみた
実際に広告文の自動生成機能を使ってみました。
最終リンク先URLを入力して「生成を開始」をクリックすると、サイトの情報が読み込まれます。
生成には少し時間がかかるようですが、大体30秒位で生成が完了しました。
しっかりとタイトル15個・説明文4個が生成されています。
転職系のサイトを入力しましたが、想像よりも良いものがでてきてくれた印象です(会社名・サービス名は伏せています)
ただしどのサイトでも当てはまりそうな無難な表現が多くなっているので、やはり手を加える必要はあるかと思います。
それでもゼロベースから考えるよりは遥かに効率的に広告文を作成できそうですね。
自動生成できない場合もあるので注意
自動生成が上手くいかない場合も1回としてカウントされます。
下記ようなサイトを最終リンク先として設定すると、広告文を作成できないため気を付けましょう。
- リダイレクトするURL
- 画像やFlashコンテンツの占める割合が多いサイト
- ログインを必要とするコンテンツの占める割合が多いサイト
- 検索エンジンへのインデックスを許可していないサイト
- クローラーのアクセスをブロックしているサイト
【引用元:Yahoo!公式ヘルプ】
まとめ
Yahoo!検索広告以外にLINE広告でも同様の機能がリリースされているのを確認しました。
今後恐らくどの媒体でも広告文をAIによって自動生成するのが主流になっていくと予想できます。
ただし現時点では、やはり人の目を介して最適化していく必要がありそうです。
AIを上手く活用して効率化しながら、人間が考えるべき部分にフォーカスしていきたいですね。
Keisuke Asou
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