2020年に追加されたYouTubeの機能である、YouTubeショート。こちらの面に広告を出すことはできるのか気になる方もいるでしょう。
以前、弊社でも以下の記事を書かせていただきましたが、現在は別の方法で掲載することが可能です。その方法が今回ご紹介する動画リーチキャンペーンです。
【Google広告】Youtubeショートにだけ広告を出すことは可能?
動画リーチキャンペーンとは?
動画リーチキャンペーンは、より多くのユニークユーザーにリーチすることを目的とした動画広告の配信手法です。動画リーチキャンペーンを使うと、YouTube広告の複数フォーマットを使って、より多くのユーザーにリーチするよう自動的に調整されます。
動画リーチキャンペーンの作り方
では、動画リーチキャンペーンの設定方法をご案内します。
「+」ボタンから新しいキャンペーンを作成します。
キャンペーンの目標は「ブランド認知度とリーチ」を選択し、キャンペーンタイプは「動画」を選択します。
キャンペーンのサブタイプは「動画のリーチ」を選択します。
目標は「効率的なリーチ」を選択します。
次に、キャンペーンの詳細設定となりますが、マルチフォーマットとなっている箇所で出稿するフォーマットを選択します。デフォルトではすべてにチェックが入っていますが、ショート動画のみを選択することも可能です。
入札戦略は「目標インプレション単価」の一択になります。1,000インプレション当たりの課金です。
期間は任意の期間を設定します。
ネットワークですが、デフォルトでは「YouTubeとGoogle」「Google TV」「Googleパートナー」が選択されています。Google TVは現時点で米国向けのキャンペーンのみですので気にしなくて良いです。Googleパートナーはオンにしていると外部の動画パートナーサイトに出ますので、もしYouTube面のみに出したい場合はチェックを外してください。
言語設定は他キャンペーンと同様です。日本語を使うユーザー向けであれば、日本語を選択します。
そして、関連動画があれば追加します。
関連動画を設定すると、YouTubeでの動画広告の再生時に、その下に関連動画のリストを表示できます。メインの動画広告と関連性のある動画が他にあれば追加しておくと良いでしょう。
その他の設定箇所ですが、デバイスはコネクテッドTVを含む全デバイスがデフォルトではオンになっていますので、特定のデバイスに絞るのであれば、ここも変更しましょう。コネクテッドTVで動画を観る方も非常に増えているので、多くのユーザーにリーチさせるなら、オンにしておくことをお勧めします。
同一ユーザーに対して表示回数や視聴回数を制限したい場合はフリークエンシーキャップを設定します。配信したい時間帯や曜日の指定があれば、ここも設定しましょう。
続いてオーディエンスの設定ですね。この辺りは他のキャンペーンと変わりありませんので詳細な説明は割愛します。
オーディエンスの拡大はオンにすることを推奨します。設定したオーディエンスに類似したユーザーに拡張配信されます。
広告を表示するコンテンツを絞りたい場合は、コンテンツやキーワード、トピックを指定します。
そして、動画広告を設定します。YouTubeチャンネルにアップしている広告として配信したい動画を選択してください。
最後に入札単価の設定です。1,000インプレション辺りの単価をここで設定して完了です。
ショート動画に広告出すなら動画リーチキャンペーン
デマンドジェネレーションキャンペーンでもショート動画は出せますが、ショート動画に絞って配信することはできませんので、ショート動画のみに広告を出稿したい場合は、動画リーチキャンペーンを検討してください。
またショート動画に関わらず、より多くのユーザーに商品やサービスを動画で知ってもらいたい場合、動画リーチキャンペーンは最適です。なお、視聴回数を最大化するキャンペーンではないので、その点はご注意ください。
ではまた。
Junichi Nakamura
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