Yahoo!検索広告で嬉しいアップデートが発表されました!

タイトルの通りではありますが「キャンペーン単位」で入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択できるようになるとのことです。

広告運用に携わっている方であれば、この機能追加を首を長くして待っていた方も多いのではないでしょうか?

今回は公式の発表を参考に、概要をまとめていきます。

アップデートの概要

アップデートの詳細はLINEヤフーfor Businessのお知らせをご参照ください。

【画像引用:LINEヤフーfor Business】

忙しい方のために要約すると、これまでYahoo!検索広告ではキャンペーン単位で自動入札の最適化に使用するコンバージョンを選ぶことができませんでした。

広告アカウントで複数のコンバージョンを設定している場合、その全てが自動入札に使用されてしまい、上手く最適化が効きづらいケースがあったのです。

本来であれば優先したいコンバージョンはキャンペーンごとに異なる場合ももちろんあるはずですが、絞り込むことができないのは非常に不便でした。

YDA(ディスプレイ広告)の方では先行してキャンペーン単位で最適化に使用するコンバージョンを選択できるようになっていましたが、ようやく検索広告側も対応したということになります。

また「コンバージョングループ」も同時に提供されるとのことだったので、複数のコンバージョンポイントがあるアカウントの場合は管理が非常に楽になりそうですね。

念のため注意点も記載しておくと、アカウントで作成できるコンバージョングループ数、紐付け可能な数には上限があるとのこと。

  • アカウントで作成可能なコンバージョングループ数: 100件
  • コンバージョングループに紐づけ可能なコンバージョン数:100件
  • キャンペーンに紐づけ可能なコンバージョングループ数:1件

非常に大規模なアカウントでない限り上限を気にする必要はなさそうですが、頭に入れておくのが良さそうです。

まとめ

アップデートが実施される具体的な日付は現状未定とのことですが、2024年秋にはアップデートが実施される予定となっています。

自動入札の最適化に使用するコンバージョンを絞り込めるようになることはメリットが大きいですが、絞り込むことによってコンバージョンデータが少なくなってしまい、逆に成果が悪化する可能性もゼロではありません。

運用の状況によってしっかりと使い分けていけるようにしたいですね。

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Keisuke Asou

前職は福島県の広告代理店に8年間勤務。デザイナーとしてキャリアをスタート後、新規事業となる求人事業や、デジタル広告運用事業を立ち上げ、統括。中小企業や地方自治体のクリエイティブ・マーケティング支援を得意とする。マーケターとして更なる経験を積むため、2022年8月から援軍に入社。日々修行中。