コンバージョン数の最大化とは?

コンバージョン数の最大化入札とは、Google公式ヘルプによると、以下の通りです。

この設定では、指定の予算を消化しつつ最大限のコンバージョン数が得られるよう、入札単価を自動設定します。高度な機械学習とオークションごとの自動入札機能により、オークションのたびに入札単価が自動的に最適化されます。

どんな時に使うと有効か?

名前の印象からか、コストだけ消化しそうなイメージもあるかと思いますが、実は結構使える入札戦略で、以下のような場合に有効です。

  • 目標コンバージョン単価での入札で件数が伸びない
  • 予算を十分に使いきれていない

また、日予算の制限がかかっているキャンペーンに対してこの入札戦略に切り替えることで、「日予算内でコンバージョンを最大化する」ように動くため、日予算設定による配信制限がかからず、本来出したい時間にも広告掲載ができるようになるメリットがあります。

そのため、予算が少なく、これまで1日の途中で予算切れしてしまっていたお客様にも有効な入札戦略です。

注意点は?

注意点として、ほかの入札戦略から切り替えた場合、再学習に入るので、最初配信ボリュームが落ち込んだり、最初はいまいち配信が伸びなかったりします。

ただ、徐々に予算内での配信が適正化されていきますので様子を見ていきましょう。

また、Googleは効果が見込める場合に最大日額の2倍コストを使って配信するという仕様があります。

もともと予算が使えていなかったキャンペーンがこの入札に切り替えた後に2倍消化していたという場合がありますので、切り替え後は注意が必要です。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。