Google広告や、Yahoo!広告の管理を代理店から代理店へ、または自社から代理店に移行するケースがありますが、これらについてはアカウントの内容をそのまま引き継いで移管する方法があります。

では、Microsoft広告にそういった移管方法はあるのか？について本日はご紹介いたします。

結論、移管は可能

結論ですが、アカウントの内容を引き継いだ移管は可能です。Microsoft広告では「アカウントの譲渡」と表現しています。

新しい所有者にアカウントを譲渡する

注意点

移管するにあたり、以下に注意が必要です。

  • 移管日を指定できない
  • 一回掲載を止める必要がある
  • 宿泊キャンペーン、ショッピングキャンペーン、ショッピング設定が有効になっている検索キャンペーン、または関連するストアのチラシ表示オプションを設定したアカウントは譲渡できない。

Google広告は任意の日付で移管可能、Yahoo!広告は毎月1日と移管日が決まっていますが、Microsoft広告は移管日を指定することはできないようです。

また、当然ながら移管前の支払い方法と移管後の支払い方法が異なるため、一旦移管前に掲載止めて、移管後に改めて支払い方法を設定する必要があります。

またショッピングキャンペーンを設定しているアカウントは譲渡できないとのことなのでご注意ください。

早めにヘルプに連絡を

Microsoft広告の移管については経験があるところはまだ少ないと思います。

また移管の手続き自体が米国のようで、移管日を指定できない等も問題もあるため、移管予定がある場合は早めにヘルプに相談することをお勧めします。

Microsoft 広告に関するお問い合わせ

掲載を止めたくない場合で、キャンペーン数も少ない場合には、新規アカウントで掲載準備をする方法を検討しても良いでしょう。ただし、タグの再設置も必要となりますのでその点はご留意ください。

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー／ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。