Google広告を配信する際、初心者だと何からやっていいのか?何を気をつけるべきなのか?分からない点も多いかと思います。今回は、最低限ここだけは気を付けてほしい点をまとめてみたので、これから広告配信を行う方は参考にしてみてください!

1. ターゲティングの設定とキーワードの選定

売りたい商品は「女性向け」なのか「男性向け」なのか?ターゲットしたい年齢層は?などを決めていきます。また、ECサイトの場合は全国配信でも問題ないですが、実店舗を構えていてそこに集客したい場合は、配信地域を絞らないと無駄な費用が掛かってしまいますので、地域ターゲティングも忘れずに行いましょう。

キーワードの選定とは、広告を表示させたいキーワードを設定していきます。競合が多いキーワードは費用が高くなることがあるため、ロングテールキーワードなどを活用してコストを抑える工夫が必要です。

2. 予算管理

Google広告は1日に使用する費用を設定します。単純計算で30万/月の場合は1日あたり1万円を設定します。ただ、1ヶ月が30日と31日のときがありますよね。そのため、月額費用の計算方法が少し特殊で「使いたい予算×30.2」で出てきた金額が月の費用を超えない数値になります。

【初心者向け】Google広告で支払い金額と広告費が合わない理由

入札戦略の選定はクリック単価(CPC)やコンバージョン単価(CPA)に基づいた入札戦略を選択し、自動化か手動かを決めて効率的に予算を活用します。

3. 広告文の作成

広告は見込のあるユーザーをサイトに誘導するためにとても重要です! ユーザーにクリックさせるためのキャッチコピーや行動喚起(CTA)を含めた広告文を作成します。特に競合との差別化が重要です!例えば、マウスを3000円で販売してるけど競合他社は2000円で広告を出していた場合、金額で負けてしまっていますよね。そうなると、ユーザーは安い競合の広告をクリックしてしまうため、金額で勝負するのはあまりよくないですよね。なので、競合よりも勝っている部分(例:送料無料や初回限定クーポンあり)などを打ち出して広告文を作成しましょう。

広告の種類はテキスト広告だけでなく、ディスプレイ広告や動画広告など、ターゲットに合った形式を選びましょう。

4. コンバージョントラッキング

広告の効果を正確に測定するために、コンバージョントラッキングの設定はマストです!Googleタグマネージャーなどを利用してタグを設置し、成果を可視化しましょう。

また、Googleアナリティクスと連携してコンバージョントラッキングを設定します。これにより、どの広告が成果を上げているのかを分析できます。

5. 定期的な最適化

広告文やランディングページのA/Bテストを実施し、効果の高いものを選びます。
成果に伸び悩んでいる場合は、キャンペーンのパフォーマンスを定期的に確認し見直しを行う。また、キーワードの追加や除外、入札額の調整などを行います。

6. Googleのポリシー遵守

ポリGoogle広告には厳格な広告ポリシーがあります。特に、美容業界やサプリメントなど薬機法に関わるものはポリシーが厳しいです。これに違反するとアカウントが停止される可能性があるため、事前にポリシーを確認し遵守します。LPに使用されている文言や写真(ビフォーアフターなど)もポリシーに抵触しているとアカウントが停止になってしまう恐れがあるため注意しましょう。

7. デバイス別の最適化

Google広告では、配信するデバイスを設定することができます。 モバイルユーザーとデスクトップユーザーでは行動が異なるため、LPを変えたり配信時間を変えたりすることも可能です。

例えば、BtoB商材の場合は土日祝日は動きが鈍くなるため配信を停止し、平日のみ&PCのみで配信を行うことで予算削減をすることもできます。

 

昨今、Google広告は自動化が進んでおり初心者でも簡単に広告配信をすることができます。しかし、人の手を使って修正を行う必要性も高いため運用に行き詰ってしまったらまずは相談してみるのも一つの手段です!

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Ryoko Furudate

子育てとデジタルマーケティングを両立させるママさんディレクター。Google広告黎明期から運用に携わる。女性ならではのきめ細かい対応でクライアントの成果を上げることを得意としている。