Facebookでコンバージョン計測する際は、ピクセルをページに設置してURLベースでイベントを設定していくと思いますが、例えばボタンクリックなどのユーザーのアクションについてはURLでの指定が出来ず、イベントコードをスクリプトに追記して、対象箇所に埋める必要があります。正直めんどくさいですよね。そんな時は、Facebookのイベント設定ツールを利用するよいでしょう。イベント設定ツールは、コーディングなしで標準的なイベントやパラメーターを追加することができます。ピクセルイベントをインストールする最も簡単な方法です。

イベント設定ツールの使い方

いたってシンプルです。計測したい箇所をクリックするだけです。具体的な設定方法について触れていきます。

前提として、Facebookピクセルがページに入っている必要があります。GTMなどのツールを使っていれば、全てのページにピクセルを張っておきましょう。例として弊社のサイトの「【問合せ】ボタンクリックをイベント計測する」としましょう。

①イベントマネージャーを開く

ビジネス設定>イベントマネージャー

 

②対象のピクセルを選択して「イベントを追加」をクリックし、ピクセルからを選択

 

③イベント設定ツールを開くをクリック

④対象のサイトURLを入力(今回は弊社のサイトURL)

⑤サイトとイベント設定ツールが開きます。新しいボタントラッキングをクリック(URLベースでの計測の場合はURLをトラッキングを選択)

 

⑥クリッカブルエリアがハイライトされますので、対象箇所を選択。今回は右上の「お問い合わせ」が対象

 

⑦対象箇所を選択後、イベントの種類を選択。これはfacebook上での決められたイベント名を選択する形になるので、一番近い意味のイベントを選択してください。今回は問合せを選択。

⑧イベント設定ツールに「問合せ」が反映されます。

⑨イベントマネージャー上で「問合せ」が反映されたことを確認して終了

 

これで、Facebook上でCV計測ができるようになります。タグの記述を書き換えたり、GTM上でCV設定する必要もありません。

 

まとめ

一言でいうと便利です。他の媒体もこのような機能を入れてもらえると嬉しいなと思う今日この頃であります。ページのソースも、タグの記述も書き換える必要がないので、担当者、ページ管理者みなさんにとって優しい機能の紹介でした。

 

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Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。