Google広告の広告運用をする場合、現在は「自動入札機能の活用を前提をした広告運用」が主流となっております。発生する広告オークションごとに最適な入札をするには、手動では限界がありますし、機械学習が進化しているのですからそれを使わない手はありませんよね。

自動入札機能は目標達成を目指して過去の広告配信データを参照する

自動入札機能は、何らかの目標の達成を目指して動作します。例えば、「コンバージョン数を予算内で最大化する」「CPA5,000円以内でコンバージョンを獲得する」「コンバージョン値を予算内で最大化する」「ROAS500%以上でコンバージョンを獲得する」等の目標達成を目指して動作します。この目標部分は、自動入札導入の際に選択・記述します。

そして、設定した目標を達成する為に、自動入札機能が参照するのが「過去の広告配信データ」となります。目標を達成する為に、過去の広告配信データを参照して「ユーザー属性」「広告配信面」「時間・場所」等の様々なシグナルを加味し、広告オークションごとに適切な入札単価で入札に入ります。

過去の広告配信データが欠損すると正常に動作しないことも

過去の広告配信データを参照して目標達成へ向けて自動入札を行うというのは、広告主ごとの実績に基づいて最適な広告配信を行うという意味では大変良い機能です。同じような商品・サービスを販売していても、広告主ごとに成果は異なりますから、実績に基づいた広告配信というのは良いことですよね。

しかしながら、「過去の広告配信データを参照」するが故に、何らかの理由で一時的に広告配信を停止するようなことがあれば、「その間はコンバージョンデータが無い」状況として参照されてしまい、自動入札機能の精度が低下する傾向にあります。商品在庫が無くなった場合は広告配信を一時停止することもあるかと思いますが、自動入札機能の精度低下を気にすると、商品在庫が無いのに広告配信を継続するか否か悩んでしまいますよね。

高度なコントロール「データ除外」機能を使って対処する

自動入札機能に参照してほしくない期間がある場合、Google広告管理画面上部のツールアイコンから「高度なコントロール」をクリックして「データ除外」機能を選択し、それを活用しましょう。以下の内容を自分で設定して、自動入札機能に対するデータ除外設定を行うことができます。

・データ除外の開始日時と終了日時
・この調整を適用するキャンペーンとデバイス
・除外するデバイス

モバイルデバイスでの広告配信だけをデータ除外することもできますので、「モバイルにおいてだけコンバージョン計測が正常に行われていなかった!」なんてことが発生しても、その期間のモバイルでの広告配信だけをデータ除外したりできますね。

今回は以上です。データ除外機能を使いこなせるようになることで、広告運用力は更に高まると思います。が、一方で、この手の機能を知らない・使いこなせないとなると、時代の流れに取り残されて広告運用者としての価値がどんどん無くなっていってしまいます。昔は広告入稿・調整ができれば広告運用者としてやっていけた時代もありましたが、今は機械学習を理解して自動化系の機能を使いこなせてこそ一人前の広告運用者ですからね!