Google広告には様々な入札方式がありますよね。拡張CPC入札や目標コンバージョン単価入札等、広告運用者の方であれば1つは使ったことがあるかと思います。広告運用の目的に合わせて入札が最適化されていく為、上手に入札方式を使えば非常に強力な武器になることは間違いありません。そんな入札方式ですが、新しい入札方式にチャレンジする際、良く起こる問題は以下。

入札方式を変えることで本当に成果が良くなるのか!?

このようなことを関係者から指摘されることも多いでしょう。実際、広告は「やってみないと分からない」という側面がありますから、説得力のある根拠を持って入札方式の変更を提案できるとは限りません。他社事例等をお伝えしながら入札方式変更を提案するような形になっている広告運用者の方がほとんどかもしれません。

実際にテストすれば数値的根拠を示せる

関係者からのこのような指摘があった場合に役立つのがGoogle広告の機能である「下書きとテスト」機能です。既存のキャンペーンを複製して、入札方式だけ新しいものに設定変更し、既存と新規のキャンペーンを同時に広告掲載することで「同時期における設定変更による成果の違い」を可視化することができる機能です。

同時期における成果の違いが可視化できるのがポイント

このようなテストを実施する際、設定変更前後の成果を比較する広告運用者の方もいらっしゃると思いますが、多くの商売にはトレンドがありますよね。例えば、「春よりも夏の方が売れる!」とか「平日よりも週末の方が売れる!」とか「月初よりも月末が売れる」とか「7月よりも8月が売れる!」とか。そうなると、設定変更前後で時期が異なれば、設定変更による成果の違いなのか時期による成果の違いなのか分からなくなります。そのような事態を避ける為にも、同時期にテストを実施するということは大事になってきます。

というわけで、今回はここまで。「入札方式の違いによる成果の良し悪しを可視化するには、下書きとテスト機能を使おう!」ということを覚えておきましょう。

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。