ABテストに便利なツールGoogleオプティマイズ。
Googleオプティマイズ側でテストパターンごとのセッション数や、コンバージョン数といった結果を見ることができますが、紐づけているGoogleアナリティクス側でも見ることができます。

Googleアナリティクス側でのテスト結果はどこで見るのかというと以下になります。

紐づけているプロパティ

行動

ウェブテスト

GAでのオプティマイズ確認箇所

ただ、GoogleオプティマイズとGoogleアナリティクス、それぞれで数値を見てみると、表示されているセッション数が合いません。これは何ででしょうか?

GoogleオプティマイズとGoogleアナリティクスのセッションが合わない理由

GoogleオプティマイズとGoogleアナリティクスのセッション数が合わない理由は主に以下になります。

  1. データ処理の遅延。アナリティクスの方がオプティマイズより高速
  2. テスト終了の直前に生じたセッションは、オプティマイズには反映されない
  3. 計測の仕様が異なる

3について補足すると、Googleアナリティクスのセッションは訪問数です。
対して、Googleオプティマイズのセッション数はユーザー単位になっていて、「以前Aというテストパターンを表示したユーザーがテスト期間中に再来訪した場合、それが以前表示したテストパターンAだろうとなかろうと、Aのセッションとしてカウントする」という仕様になっています。

Googleオプティマイズのヘルプには以下のようにあります。

オプティマイズでは、アナリティクスのテストレポートと同様に、テストのパターンを表示しているセッションと、テスト期間中に(一度閲覧したパターンを再び閲覧するかどうかにかかわらず)同じユーザーが新たに開始するすべてのセッションの [ウェブテスト セッション] をインクリメントします。

ということで基本的に数値は合わないものだと思って、Googleアナリティクス、Googleオプティマイズいずれかの結果を見て判断すればよいと思います。

ではまた。

 

 

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。