起きていた状況
- Google Merchant Center/広告審査で「ウェブサイトが確認できない」「不実表示」と判定
- サイト制作者・インフラ担当に確認
- Googlebot を拒否していない
- robots.txt 問題なし
- WAF で Google をブロックしていない
- 人のブラウザ/海外IPからは正常に表示される
→ 設定上は「問題なし」に見える状態
それでも否認された理由
- Google公式ツール「リッチリザルトテスト」を実行
- 結果:クロール失敗
- URL自体にはアクセスできているが
- Googleの審査用クローラー環境ではページ内容を確認できていない状態
リッチリザルトテストで何が分かるのか?※本来は構造化データ確認用のツールだが、実務では別の使い道がある
- GoogleがそのURLを実際に取得できているか
- 初期HTMLを正しく読み込めているか
- JavaScript実行後まで含めて表示が完了するか
- 最終的にページ内容を解析できる状態か
👉
「URLにアクセスできるか」ではなく
「Googleが中身を最後まで見られるか」を確認できる
なぜ Search Console では問題が出ないのか
- Search Console:検索用Googlebot基準
- リッチリザルトテスト:実表示に近いレンダリングテスト
そのため、
- Search Console:OK
- 人のブラウザ:OK
- リッチリザルトテスト:NG
という状態が普通に起きるのです。
今回NGになっていたと考えられるポイント
- 初期HTMLが非常に薄い
- コンテンツが JavaScript 実行後に描画される
- 表示完了まで条件分岐がある
- Cookie / セッション前提の挙動が含まれる
→ Google側のテスト環境では表示が完了しない
なぜ「不実表示」になるのか
- Googleがページ内容を確認できない
- ユーザーに何が提供されるか判断できない
- 誤解を与える可能性がある
→ 不実表示として自動判定
※誇大表現や虚偽表現がある、という意味ではない「確認できないこと自体」が不実扱いになることもある。
実務的に有効だった対処方針
既存LPを細かく修正し続ける → ❌
審査専用の固定ランディングページを用意 → ⭕
固定LPの考え方
- 表示内容が常に同一
- 初期HTMLに主要テキストが含まれる
- JavaScriptが動かなくても内容が分かる
- Cookie / セッションに依存しない
この件から得た教訓
- 「Googleのクローラーを拒否していない」だけでは不十分
- 人が見える ≠ Googleが内容を確認できる
- 不実表示は「嘘」ではなく「確認不能」でも発生する
リッチリザルトテストは審査トラブル時の最初の切り分けツールとして非常に有効ということが分かりました!
