Google広告にはテストキャンペーンという機能があり、成果に統計的な有意差が出るかABテストを実施して確認することができます。
そんな便利なテストキャンペーンですが、作成する際にエラーが出てテストが実施できない場合が稀にあります。
明確な理由や解決方法を解説している記事もあまりなく、エラーを解消するのに時間がかかってしまったので、今回はエラーの解決方法をまとめていきます。
エラーが表示されテストキャンペーンが作成できない場合
テストキャンペーンの作成を進めていくと、「このテストにはサポート終了となり作成できなくなったフォーマットの広告を使用しているキャンペーンが1つ以上含まれています。サポート終了となった広告を削除するか、テストキャンペーン以外のキャンペーンを選択してください」と赤文字で表示される場合があります。
具体的にキャンペーン内でどの広告グループにエラーの要因があるかなどは教えてもらえないので調べる必要があるところが厄介です。
公式ヘルプを見るかぎりでは下記のような記載がありました。
テストを作成する前に、サポートが終了した以下の広告タイプが基本のキャンペーンから削除されていることをご確認ください。
- テキスト広告
- 拡張テキスト広告
サポートが終了した広告はテストで作成できません。
そのため、このエラーが出た時はGoogleキャンペーンエディターで「テキスト広告」や「拡張テキスト広告」が残っていないかを調べるのが良いかと思います。
「テキスト広告」は完全に削除する必要がある
テストを実施したいキャンペーンの中身を見てみると「テキスト広告」や「拡張テキスト広告」が確かに残っていました。
拡張テキスト広告は残っていてもテストキャンペーンを作れることがあるのですが、古いテキスト広告は残っているとほぼ間違いなくエラーが出てしまいます。
そのためエラーが出る場合はまず「テキスト広告」を削除して再度試してみるのが良いかと思います。
元のキャンペーンから「テキスト広告」のみを完全に削除したところ、テストキャンペーンを無事に作成することができるようになりました。
テストの作成中にエラーが発生する他の理由
こちらも公式ヘルプから引用です。
古いフォーマットの広告以外の理由は下記のどれかに該当しないか調べてみましょう。
- 元のキャンペーンが削除されている
- 元のキャンペーンに共有予算が設定されている
- 元のキャンペーンに、現在実施中のテストか、選択した期間にスケジュールが設定されているテストがある
- 元のキャンペーンにテストでサポートされていない機能がある
【下書きに使用できない機能とレポート】
・広告のスケジュール レポート
・カテゴリ&検索語句
・オークション分析
・ディスプレイ プレースメント レポート
・メール配信スケジュール レポート
・入札単価状況
・「ターゲット キャンペーン」や「ターゲット広告グループ」を使った広告カスタマイザ
・キーワード診断
・共有予算
さいごに
テストキャンペーンが作成できないと、明確な理由が分からずエラー解消のために無駄に時間がかかってしまうことがあります。
多くの場合は古い広告フォーマットが残っているケースが当てはまるのではないかと思います。
長年運用しているアカウントのキャンペーン内には古いフォーマットの広告や機能が含まれている場合も多いので、テストキャンペーンを実施する際は気をつけてみてください。
それ以外の場合でも、上記の理由を参考にしながら要因を落ち着いて探っていけば解決できるはずです。
Keisuke Asou
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