Google広告では、広告の成果を高めるための「テスト機能」が存在します。とても便利な機能ですが、カスタムテストや広告バリエーションなど様々な種類があるため、何を選べばよいかわからないという声も伺います。そこで今回はそれぞれの機能の特徴と適したケースを解説します。
何を検証したいかで実施するテストを選ぶ
Google広告の代表的なテスト機能は次の2つとなります。それぞれどのようなケースで使用を明記します。
カスタムテスト
カスタムテストは、キャンペーン全体の構成や設定の違いによる効果を検証することが出来ます。
・指名検索などで、自動入札と手動入札のどちらがより効果的な入札なのかを検証したい
・店舗集客施策で、配信エリアのみを変えてみた場合にどちらがより効率的なのかを検証したい
・土日配信を抑制など配信スケジュールを変更した場合にCPAに変化がみられるのか検証したい
入札の変更や広告配信地域の変更などキャンペーン単位で設定する必要があります。これらの検証はカスタムテストで実施できます。
広告バリエーション
広告バリエーションは、広告見出しや、最終URLなど主に広告の要素を変更した際の効果の違いを検証することが出来ます。
・新しく作成したLPと旧LPを比較して、どちらがより効果的なLPなのかを検証したい
・「セールは8月末まで」など期間限定のアセットを追加した場合の効果の違いを検証したい
・同じ訴求内容で異なる表現(「20%OFF」と「3000円割引」)でのクリック率やコンバージョン率の変化を見たい
新しいLPを作成した際のABテストや、文言の工夫や表現方法の違いによる反応を見る場合に使用します。
テストを実施する際の注意点
ABテストを行う際、正確な検証にするために注意することがあります。特に注意すべき点を明記します。
検証する要素以外は可能な限り同一条件で揃える
テストする広告グループやキャンペーンの配信地域、時間帯、デバイスなどの条件はできる限り揃えましょう。
検証する項目は1つずつに絞る
複数のテストを同時に行うことは推奨しません。一度に行うと「どの変更が効果に影響したのか」が不明確になり、正確な改善判断ができなくなるためです。
テストの目的は必ず明記する
テストは繰り返し実行していきます。過去にどのような目的でどのようなテストを実施するのかを必ず明記するようにしましょう。
今回は以上となります。
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