Googleアナリティクスを見ていると、様々な指標が出てくると思いますが、その定義を深く理解せず、なんとなくこうだろうなという憶測の元数値を管理していませんか?言葉のイメージだけで間違った認識を持ってしまうと、のちの分析の際に、ずれが生じ、適切な施策が打てないなどの事が起きてきます。特に「ページビュー」「訪問数」「ユーザー数」の3つについては、すごく似た指標かと思います。今回はそれぞれの違いについて説明していきます。
■ページビュー
ユーザーがページを閲覧した際に「ページビュー数」として1回カウントされます。ページをリロードしたり「戻る」を押してページが表示されるたびにカウントされます。「アクセス数」という意味で使われる指標でもあります。
■訪問数
ユーザーが1回サイトに訪問した際に、1回としてカウントされます。セッション数とも呼ばれます。訪問中にいくつものぺージを閲覧したとしても、訪問数1回となります。ブラウザを閉じても訪問は終了しません。ただし、「訪問が終了した」とみなされる条件に当てはまった際に、2回目の訪問としてカウントされ始めます。
▼訪問が終了したとされる条件
- 30分間何も行動がない場合
- 日付が代るタイミングをまたぐ場合
- 30分以内でも、前回と異なる参照元やキーワードを経由して再訪問した場合
■ユーザー数
「ユーザー数」は一般的に「ユニークユーザー数」(UU数)とも呼ばれています。ある期間内にユーザーがサイトに訪問した際、過去2年間にわたって訪問の履歴が無い場合に「ユーザー数」として1回カウントされます。それ以降の訪問は、同じユーザーが何度も訪問してもユーザー数は1のままで、カウントされません。
訪問終了の条件の変更について
「訪問数」は、訪問が終了したとされる条件がある事を記載しましたが、30分のタイムアウト時間を変更する事ができます。サイトによっては調べたり入力する内容が多いことで、滞在時間が長くなる事もあります。サイトの特性に応じて、設定を変えていくという分けです。特別な理由が無ければ、デフォルトの30分で良いと思います。
アナリティクス左側の「管理」>プロパティの「トラッキング情報」>「セッション設定」
最大4時間まで時間をタイムアウトを伸ばすことが可能です。
Masahiro Ozeki
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