Meta広告を運用していると、扱っているサービス・商材によっては「ビジネス認証」が必要になるケースがあります。
管理画面にビジネスの認証のアラートが表示されてからしばらく放置をしていると、広告を停止されてしまう恐れもあるため早目に対応されることを推奨します。
今回はMeta広告のビジネス認証についての概要や、手続きの手順をまとめてみました。
Meta広告のビジネス認証とは？
Meta広告のビジネス認証は全ての広告アカウントで必須というものではありません。
特に健康・医療・金融・政治系のサービスなど、センシティブな情報を扱う広告主様の場合、Metaからビジネス認証を求められるケースがあります。
ビジネス認証は、実際にビジネスが存在し、正当なものであることをMeta側で確認するための重要なプロセスです。
主にはなりすましや不正行為を防ぎ、プラットフォーム全体の安全性を高めることを目的としていますが、その際にはビジネスの基本情報はもちろん、ウェブサイトのドメイン・広告アカウントと紐付けられている個人、ビジネスアカウントの関連性なども審査の対象となるケースがあります。
ビジネス認証にあたって必要なもの
ビジネス認証をスムーズに進めるために、以下のものを事前に準備しておきましょう。
- ビジネス情報: 正式なビジネス名称、正確な住所、電話番号、ビジネス用ウェブサイトのURLなど。
- 法的な事業証明書類: 登記簿謄本、事業許可証、納税証明書など、あなたのビジネスが法的に存在することを証明できる書類。
- 権限のある担当者の情報: 認証手続きを行う上でビジネスマネージャーの全権限を持っている方が担当されるとスムーズです。
ビジネス情報の入力の際は法人番号や住所などの正確な表記が求められるため「国税庁法人番号公表サイト」などで前もって情報を調べておくと良いかと思います。
ビジネス認証の具体的な手順
準備が整ったらさっそくビジネス認証を進めていきましょう。
①「認証を開始する」をクリック
管理画面に「認証を開始する」のボタンが表示されている場合はそちらをクリックするとこのようなポップアップが表示されます。
②認証方法を選択
今回は組織を認証を選んだケースをご紹介します。
③ビジネスの詳細を追加
ビジネス名や住所などを入力していきます。
「納税者識別番号／登録番号」や「ウェブサイト」は任意となっていますが、入力しておくことで自社のビジネスがより正確にMeta側に認識されるので追加を推奨します。
ビジネス名や住所などの情報は、提出する書類の内容と相違がないように入力するようにしましょう。
提出可能な書類は上記のとおりです。
「登記事項証明書」などをPDFで用意して提出するようにしましょう。
④一致するビジネス情報を選択
正確に情報を入力できていると一致するビジネスの詳細が選択肢に表示されるので、そちらを選択して次へ。
⑤認証コードの入力
次は認証コードの入力となります。
メールを選択するとビジネスマネージャの管理者のメールアドレス宛に認証コードが届きます。
⑥書類の提出
最後に登記事項証明書などの書類をアップロードすれば手続きは完了です。
審査結果を受け取るまでには最短で10分、最長で14営業日かかります。
審査が完了し、無事にビジネスが認証されたことを確認するメッセージが届けば、手続きは全て完了です。
まとめ
Meta広告のビジネス認証は「信頼できるビジネス」とMetaに認定されることで、広告アカウントの安定性を高める重要な手続きになります。
冒頭でも述べていた通り、全ての広告アカウントで必須というものではありませんが、アラートが表示された際にそのまま放置しておくと広告が一時停止される恐れもあるようです。
手続自体はそこまで複雑ではないので、もし管理画面などにアラートが表示された場合は、可能な限り早目に対応することをお勧めします！
