みなさん、YouTubeは日々結構見ていますよね?かくいう私も毎日見ています。

さて、ところでテレビでYouTubeを見ている人って今どれぐらいいるんでしょう?またテレビでYouTube広告はどれぐらい視聴されているんでしょうか?

本日はその点についてお話ししたいと思います。

YouTubeをテレビで見る方法

YouTubeをテレビで見る代表的な方法は以下の2つです。

  1. テレビがYouTubeに対応している
  2. ストリーミングメディア端末を用意する

1については最近のテレビであれば、初めからYouTubeに対応しているものも多く、この場合は特に何も準備はいりません。あらかじめアプリが用意されていて、リモコンで操作可能です。

2については、ChromecastやFire TV StickなどHDMI端子に差し込むストリーミングメディア端末を用意することでテレビでYouTubeを見ることができます。

それ以外でも、PlayStation 4等ゲーム機を利用してみることもできます。

どれぐらい見られているのか?

ちょっと前のデータにはなりますが、コロナ禍でYouTubeの国内利用者はも大幅に増えており、2020年9月のYouTube月間利用者数は6,500万人超えでした。
そして大きく変わったのは、2020年6 月には 1,500 万人以上がテレビ画面を通じて YouTube を視聴しており、これは前年比 2 倍以上の増加となっています。

2020年は外出自粛の中で自宅のテレビでYouTubeを見る人が非常に増えたということです。

YouTube広告はテレビでどれだけ見られているのか?

さて、YouTube広告ではどれだけテレビで露出されているのか?
弊社での実績をまとめてみました。

YouTube広告実績

何とテレビでの視聴回数が全体の10%を占めており、PCに肉薄する視聴回数となっていました。
これは私が想定していたよりもだいぶ多い数値です。ちょっとテレビを侮ってました。

なお、動画アクションキャンペーンなどサイトに誘導してコンバージョンを促すようなタイプの場合、テレビだとまだまだ厳しいのかなという印象はあります。実際にテレビからのクリック数は0でした。

テレビからサイト誘導への導線となるか

そんなことも見越してか、今年10月にテレビでYouTube広告配信時に「ブランド表示オプション」というのがローンチされるようです。

これは何かというと、現在表示される「広告をスキップする」というCTAボタンに加えて、「スマートフォンに通知を送る」ボタンの追加が可能となる機能です。
「スマートフォンに通知を送る」ことでスマートフォンから指定URLへの遷移が可能となります。

これのよってテレビで広告を見て、サイトに誘導という導線ができそうですね。

テレビというデバイスは侮れない

YouTube広告では配信デバイスを選択できますので、これまではテレビを除外していた方もいるかもしれませんが、現在は馬鹿にできない視聴回数をはじき出しています。

恐らくこの先もテレビでYouTubeを見るユーザーは増えていくことが予想されます。また自宅のリビングルームで家族と視聴するという機会も多いことから、普段リーチしにくかった高年齢層にリーチできる可能性もあります。

この機会にテレビへの露出も検討してみてはいかがでしょうか?

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。