2021年4月1日より、税込価格の表示(総額表示)が必須になることはご存じでしょうか?
これは、事業者が消費者に対して行う価格表示が対象となっていて、広告のリンク先も同様となります。恐らく事業者の皆様はこの点についてサイトや、広告のLPでの表記の見直しをされていると思います。

当然ながら、Google広告や、Yahoo!広告などの広告文での表記も総額表記に変更する必要があります。LPは総額表示になっているのに、広告文は税抜き表記だと審査に落ちる以前にユーザーに不利益な情報を与えることになってしまうので、再度確認しておきましょう。

なお、Yahoo!広告は、今回の義務化に伴い、広告掲載基準を変更しています。
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/announce/891379.html

これまでは広告内で金額を表記する際は(税抜)(税込)表記が必須でしたが、2021年4月1日以降はリンク先側で総額表示されていれば、広告文では以下のパターンであれば掲載可とのことです。

2021年4月1日(木)適用開始

掲載可の例:
10,780円
10,780円(税込)
10,780円(うち税980円)
10,780円(税抜価格9,800円)
10,780円(税抜価格9,800円、税980円)
9,800円(税込10,780円)

 

掲載不可の例:
9,800円(税抜)
9,800円(本体価格)
9,800円+税
※いずれも税込価格が表示されていないため掲載不可となります。

また、広告文以外でも以下のようなところは見逃してしまう可能性があるので再度チェックしておきましょう。

  • 広告表示オプション
    サイトリンクや価格表示オプションは総額表示になっているか
  • 広告カスタマイザのフィード内のテキストは総額表示になっているか
  • バナー内の金額表記は総額表示になっているか
  • Googleショッピング広告の商品フィードなど、データフィード内の価格は総額表示になっているか

もうすぐ4月、皆さん対応済みかと思いますが、念のため最終チェックをしておきましょう。
ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。