P-MAXはテキスト・画像・動画など様々なアセットを設定して配信することできます。

一方でそれらの中で実際にどのアセットが成果が良いか判断する材料としては「アセットのパフォーマンス評価」という項目を確認するしかありませんでした。

アセットのパフォーマンス評価 説明文
最良 1 つ以上のプロパティにおいて、同じタイプの他のすべてのアセットと比較して最も高い成果をあげているアセットのひとつです
良好 同じタイプの他のすべてのアセットと比較して十分な成果が得られているアセットです
すべてのプロパティにおいて、同じタイプの他のすべてのアセットと比較して、パフォーマンスが低いアセットです
該当なし HTML 5 である、自動リンク設定されている、不承認となっているなど、さまざまな理由でアセットを評価できません。
保留 アセットが新しいか、アセット グループで最近有効化されたもので、パフォーマンスの評価がまだありません
データ不足 アセットには、スコアを計算するための十分なデータがありません。この原因として、以下のいずれかが考えられます。

  • アセット グループのインプレッション数が不足しています
  • このアセットの比較対象となる十分な類似アセットがフィールド タイプ内にありません

【引用:P-MAX のアセット レポートについて

「低」評価のアセットを差し替えていくことが基本になっていましたが、実際にどれだけCV・CV値に貢献しているかが不明なのでモヤモヤされていた方も多かったのではないでしょうか?

直近のアップデートで、ようやくアセット別のCV・CV値を管理画面上で確認できるようになったので、その方法をまとめていきます。

アセットのCV数・CV値を確認する方法

まずはP-MAXのキャンペーンを選択して、左側メニューの中の「アセットグループ」に進みます。

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確認したいアセットグループの右下にある「詳細を表示」をクリックしましょう。

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設定しているアセットの一覧が表示されるかと思いますので、右上のメニューの「表示項目」を選択してみてください。

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その中に「コンバージョン」という項目があれば、確認したい項目にチェックマークを入れて「適用ボタン」を押します。

そうするとアセットごとのコンバージョン・コンバージョン値が確認できるようになります。

どんなことが運用方法に影響するか?

アセット評価の根拠がより明確になった

これまでアセットの評価方法は「アセットのパフォーマンス評価」を元に判断をするしかなく、どのアセットがどれだけ良いか、悪いのかを数値で判断することができませんでした。

実際にコンバージョン数やコンバージョン値を表示できるようになったことで、なぜパフォーマンスが「最良」なのか、もしくは「低」なのかを、ある程度根拠を持って運用者側も判断できるようになったということになります。

長い間ブラックボックスになっていた部分なので、このアップデートは非常に嬉しいですよね。

一方で実際にそのアセットがどれだけ表示・クリックされたか、どれだけコストを使っているのかはまだ分からないので、具体的な費用対効果はアセットグループ全体で判断する必要がありそうです。

「評価対象外」のアセットの評価

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特に判断がしやすくなったのは「評価がつかないアセット」です。

P-MAXには自動作成のアセットや、オプションでイメージ広告の追加も可能です。

追加可能な一方で、自動作成アセットなどの項目はパフォーマンスの欄に「評価対象外」と表示され、パフォーマンス評価ですら個別に確認できないという点がネックになっていました。

今回のアップデートによって、そのようなアセットも実際にコンバージョンの獲得に貢献しているのかが判断がつきやすくなっています。

まとめ

P-MAXのアップデートによって、よりアセットの改善に取り組みやすくなりました。

アセットのパフォーマンス「低」の場合、コンバージョンをほとんど獲得できていないパターンが多かったので、パフォーマンスの評価はある程度信頼できそうだと疑心暗鬼にならずに済んだのが個人的には良かったポイントだと思っています。

もちろんアセットのパフォーマンスが「低」でも、コンバージョン獲得に貢献している場合もあるかと思いますので、本当に効果の低そうなアセットを差し替えながら、効果の改善につなげていきましょう。

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Keisuke Asou

前職は福島県の広告代理店に8年間勤務。デザイナーとしてキャリアをスタート後、新規事業となる求人事業や、デジタル広告運用事業を立ち上げ、統括。中小企業や地方自治体のクリエイティブ・マーケティング支援を得意とする。マーケターとして更なる経験を積むため、2022年8月から援軍に入社。日々修行中。